人権意識 〜年齢の尊重〜 | やる気スイッチはどこですか

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3児の母の大惨事な日常…4児育児になってどうなる?!

おめめどうの考え方の一つに

年齢の尊重

というものがある

 

私は、今まで生きてきた中で

おそらく当たり前に

年齢相応の扱いを受けてきたのだと思う

 

だからなのかもしれないけれど

どうしてそんなことをわざわざ言われるのかが解らなかった

 

 

最近 ああこういうことかということが

なんとな〜く だけど 起こっている

 

 

昨年度担任していた子どもたち

6年生になり 身体も大きくなった

いま担任しているのが1年生だし

中学1年生の我が子は、やっと140cm越えてきたくらい小さいので

余計にそう思えるのかもしれないけれど 大きい

どうかすると 怖いくらい大きい

 

でも

周りの大人たちが「〇〇ちゃん」と呼ぶ

 

例えば

ソウタ→ソウちゃん みたいに

 

他はどうか知らないが

ここらあたりの公立の小学校では

男女の別なく「〇〇さん」呼びをする、というルールがある

入学してからずっと

 呼び捨てしない

 あだ名で呼ばない

と繰り返し指導される

 

にも関わらず

彼が支援学級にいるからなのか知らないけれど

教師が男の子を「〇〇ちゃん」と呼ぶのだ

 

なんか、おかしくないか?

ルールどこいった?

 

確かに、生活年齢よりは精神年齢が幼いかもしれない

でも見た目はかなり大きいのだ

その大きさの交流学級の子どもを「〇〇ちゃん」と呼ぶ大人は

少なくとも、学校にはいない

(家庭など学校外は知らんけど)

 

私は、昨年度

徹底して「〇〇さん」と呼んでいた

もはや意地と言えるくらい

 

だからなのかもしれないけれど

「〇〇ちゃん」と呼ぶ他の大人よりは

少し距離があったように思う 担任だけど

 

年度が変わり

担任がまた「〇〇ちゃん」と呼ぶパターンになった

子どもとの距離も近い

なぜか知らないけれど小さな子どもにするように接していた

 

いま、彼は

幼稚園児のように駄々をこねて

嫌なことから逃げ回り 泣いて 叫んで

「〇〇ちゃんには、むり。だめ。しないよ。」

違う階の私の教室の前に来て叫び 逃げ回っている

授業中に教室から出て

職員室や事務室で

「〇〇ちゃん、きたよ〜!」と叫んでいる

運動場のブランコで遊んでいる

 

こんな子だったっけ?

少なくとも 昨年度はこんなことはしてなかった

 

できていたこと していたことが

できなくなったり しなくなったりした

やだやだと駄々をこねたら しなくていい できなくていい

だって 幼稚園児のイヤイヤ期みたいなんだもん

 

本人が そういう態度をとると

周りもそのように扱い

もはや、どうしようもないほど負のループ…

 

確かに、昨年度よりはずっと本人は楽しいかもしれない

それでいいの?

本当に、それでいいの?

 

ここは 学校

特別支援学校ではない 地域の小学校

 

支援って なに?

 

同学年の他の子たちと同じように扱っていたら

本人にとっては 少しきついかもしれないけれど

できる(だろう)ことが

できないまま しないまま

どんどん幼児のようになり

みんなますます幼児のように扱う

幼児のように扱われる子は

自分は幼児でなくてはならないのだ と

思うのではないか

 

彼の人権は 守られていると言えるのだろうか

皆のようにできること

皆と一緒にすること それだけがいいという訳ではない

それもわかるけど…

 

なんか とても

モヤモヤする…

私の手を離れた子だから なにも言えないけど

これでいいのかな?

と 思ってしまう