胃痛で七転八倒して以来、未だ体調すぐれず、満月の星読みもやむなくスキップ。
(mie先生、ごめんなさい)
痛みがあるとやるべきことに集中できないし、つくづく健康って大事。
星を意識するようになってから、心はつねに未来の方向へ向くように。
それはいいことなんだろうけど、ホロスコープを読み解くヒントって、過ぎ去った時間にこそたくさん落ちているなと思うようにもなった。
先日の満月は3月2回目、つまりは「ブルームーン」。
今年はこれが2度もある。実に、19年ぶり?
東京は桜が満開、春爛漫だった。
そして下界同様、 天空も花盛り。
匂い立つような春の薫り。
天秤座で満月、同日に金星が牡牛座へ。
金星は天秤座と牡牛座の支配星。
美とか芸術とか、花とか、芳しい香りとか。
美しいものを愛でて味わう、人生の“ステキなこと”がつまったエネルギー。
まさにこの季節にぴったりな華やかなソラだなあと思ってしまった。
そんな中、牡羊座の太陽が「わたし」を問う。
「わたし」はなにが好きで、なにが心地よいと感じるのか。
そんなわたしの感性や才能をどう活かしていきたいかと。
でも、感性を優先する生き方は、今いる場所や、だれかとの関係性にひびを入れることも起こりうる。
他人をたてるか、自分を貫くか。
自身を生きる上では、「わたし」のほかに尊重すべきものはない。
とはいえ、"わたしが生きやすい"「環境」づくりも、社会的な自分を生きる上ではかなり重要だ。
だから"周り"も大事なのだ。
天秤座の満月と牡羊座の太陽を、山羊座にいる土星と火星が刺激する。
二元論的な問いを越え、すこし高い視点から、自分も周囲も犠牲にしない道を探るべきなのだろう。
ホームに帰還した土星も、むこう2年あまり山羊座に滞在することだし、あわてずじっくり腰をすえて、現実的なアプローチで。
ところで占星術の世界では、満月は新月ではじめたことの結果が出るなどと言われ、蒔いた種が実るとか、「区切り」や「総括」のポイントとされる。
そうやって半年ごとに見直しをするのは、プロジェクト的にも実現度が上がると思う。
とはいえ、私たちが生きる時間は連続性の中にあるわけで、ケーキを切り分けるように時をぱっきりと区切るのは難しい。理想は「新月ではじめて、満月で結果を出す」なんだろうけど、少なくとも私は、いつもばたばたと時間を後追いしていて、つねにこのサイクルに乗り遅れている。
折しも次の新月は牡羊座。12サインのスタート。
遅れてばかりのスタートラインに、たまにはオンタイムで立ってみたい。