水耕栽培の培地によって、レタスの成長速度に差は出るのか検証中です。
検証開始から28日が経過し、そろそろ食べたくなってきた下の方の葉が調子が悪くなってきたので、ここでまとめに入りたいと思います
比較したのは、以下の3種類。
①肥料入りの水だけ
②肥料入りの水+ハイドロボール
③肥料入りの水+バーミキュライト
これらをLEDライトの下で育てて、成長に差があるか見てみました
前回の記事(21日目)はこちら
1日目~21日目はこんな感じでした。
さて、最終日(28日目)は…
もっさもさ~
混みあった環境に置いていたからか、全体的に徒長しまくってしまいました
それぞれの様子は…
①水だけは、根元が枯れてきてしまいました
また、2体ほどぐったりしています。(ぐったりは徒長しすぎのせいかも)
根の様子はとても綺麗だったので根腐れではないと思います。
家庭菜園で普通にレタスを育てる時には、枯れる前に下から葉をどんどん収穫すると思うので、通常の条件では問題ないかもしれません。
②ハイドロボールは、ハイドロボールについた葉が腐ってしまう(?)現象が認められました。
③バーミキュライトは茎もしっかり立っていて、根元まで綺麗です
さて、本葉の数を数えてみました(※①水、②ハイドロボールは根元が枯れている個体があるため正確な数は不明)
①肥料入りの水だけ:13枚、14枚、13枚
②肥料入りの水+ハイドロボール:12枚、11枚、11枚
③肥料入りの水+バーミキュライト:14枚、13枚、14枚
葉の枚数は②ハイドロボールが少し少ない、という結果でした。
1枚1枚の大きさは、目分量ですが、③バーミキュライト≧①水だけ>>②ハイドロボールという感じでした。
まとめます。
総合的な成長(28日時点):③バーミキュライト>①水だけ>②ハイドロボール
※14日時点では①水だけが最も大きく育っていた。
考察:
①水だけ:定植時点から根が大量の水に触れ、水もある程度循環するため栄養を摂取しやすく立ち上がりが早い。
③バーミキュライト:培地が吸い上げた水分のみ根に触れるため、循環せず不利。根がある程度伸びてくると摂取面積が増え、栄養摂取の面で①水だけに近づいてくる。加えて、粒子が細かく根元がしっかりと支えられるため、安定して成長できる。
②ハイドロボール:培地が吸い上げた水分のみ根に触れるが、粒子が大きく根との接触面積がバーミキュライトに比べ少ないため、栄養摂取の面で不利。また、根元もしっかりと支えられないため、他に比べ成長速度が遅かったのではないか。
また、今回は葉先が紫色になる品種を使っていますが、光が弱かったせいか着色が弱く、着色具合の比較はできませんでした。
今回の検証では、予想以上に差が認められました
頑張ったレタスちゃん達に感謝…いただきま~す(オイ)
今後は肥料の有無の比較などもしていきたいなぁ…
使っている植物用LEDライトはこちら