もう先週末のことになりますが、台風25号は北に進路をとるらしい
との予想を見つつ、大なり小なり何らかの影響はあるであろうと、
休みに入る前に朝顔の蔓を片づけました。
株式会社セロリのフェンスに、去年のこぼれ種から生えて伸び、
勢いよく絡まって、この夏から秋にかけて元気をくれた朝顔は、
蔓を切るのもなかなか大変でした。
上の写真は自分絡まりした蔓をなんとなくリース状に丸めたもの。
編みこまなくてもほどけないほど、綱のようになっているところも
ありました。
そこに、松ぼっくりではなく、ご近所のタイイサンボクの木から落ちてきた実(?)
を置いて、リース飾りらしくなりました。
アサガオは、たくさんの花で楽しませてくれたので、蔓には種もいっぱい。
まだ青い種を、割ってみました。
黒い種は、小学校1年の時、秋までアサガオの観察するために
春、自分の鉢に植えたことを覚えておられる方も多いのでは?
秋、ついた種を割ってみた方も多かったでしょうか?
株式会社セロリ総務担当は、種を採っておいたことはあっても、
まだ青い状態の時に割ってみたのは、10年くらい前が初めてでした。
(たぶん初めて。子どもの頃のことを忘れただけかもしれませんが)
割ってみたことのある方はご存知と思いますが、
縮れている黄緑色のものが、種の中に入っています。
上手に広げられず破いてしまいましたが、
次に出てくる芽が、しっかり折りたたまれて入っているのです!
種から芽が出るのだから、当たり前の話なのですが、黒く硬くなって、
次の発芽のチャンスが来る前に、まずは柔らかい状態の芽の素(子葉)が、
種皮の中に形成されていることに感動します。
次の春、あるいは保管されて次に植えられたタイミングで芽を出す
チャンスが来るまでに、破られたりしないよう(?)種皮を硬くしていく種。
また、育ち始めのころの栄養も蓄えていく種。
花が終わったあとも、こんな大事な仕事をしていた朝顔に、
根っこを抜くのが少し早かったかな?と反省しつつ、
季節がら、就活を終えた学生さん達と、その方々をサポートする学校や
親御さん達のことを、重ねて思いました。
就職内定した学生さん達が社会人として芽を出す4月まで、半年。
種から出たあと、しっかりと自分らしさを出せるよう、この間の学校生活を
大切にして元気な芽の素を育て、かつ独り立ちに向けて力を蓄える季節。
毎年、暑い夏が終わるとさみしい気持ちが強くなってしまう株式会社セロリ総務担当
でしたが、会社としても、そうして育った種が春に芽を出し元気に育つ環境を準備する
ためにも、秋から冬は大事な季節と、あらためて思うのでした。

