親が亡くなってしまった、お葬式までにやっておくことは? | 『楽しい終活の専門家』佐藤真砂子のブログ

『楽しい終活の専門家』佐藤真砂子のブログ

『自分の人生の「希望」と「安心」が手に入る!楽しい終活ワークショップ』でエンディングノートが書けて終活について学べる講座を開いています。

エンディング・ノート


それは、人生の最期に向けて
メッセージを残すだけのものではなく
あなたがより良い人生を歩み
素敵に輝くために活用できるもの

心と物の整理をしながら
素敵な人生を歩むお手伝いをする
終活アドバイザーの佐藤真砂子です


私のプロフィールはこちら




私の家は国道に面しているのですが
最近やたらと救急車が通ります。
猛暑続きだからなのかコロナだからなのか
例年になく多く感じます。






あなたの親が危篤、お亡くなりに、、、
あなたはいつ何をどうしたらいいか
わかりますか?


こういうことは普段は頭に入っていても
いざとなるとパニックになったり
頭が真っ白の状態になってしまったりと
わからなくなってしまうことが
けっこうあるんですよね。






病院から危篤ですの連絡が入ったら
どうしますか?

① 家族に連絡
夫の父親が入院していた病院から
夜中に連絡が入った時
義母に連絡するもつながらず弟に連絡、
弟に義母を連れて病院に向かうように
お願いしてから自宅をでました。




まずは、家族に連絡します。
ただ、遠くに住むご家族の場合
お通夜や葬儀までに時間があいてしまうと
いろいろ負担が大きくなってしまいます。
その場合、来るのは葬儀が決まってからでも
大丈夫だと話しておくといいと思います。

たとえ看取りに間に合わなかったとしても
ご自身やご家族を責めるようなことは
しないでくださいね。



他に家族以外で看取ってほしい人がいれば
その人にも連絡をいれますが、
基本は身内だけとなります。






息を引き取ってしまったら
どうしますか?


大切なお父さんやお母さん
息を引き取ってしまっても
ずっとそばにいて手を握っていたい。
その気持ちはわかります。

でも、
そんなことをいっていられないのが現実。
だけど、看護師さんから言われるまでは
ずっと側にいてあげてくださいね。




病院で亡くなったら
霊安室にしばらくいられると思うかも
しれませんが、そうではないんです。


② ご遺体の搬送
看護師さんがご遺体の処置をしている間に
ご自宅に搬送するための業者を手配し
ご自宅への帰宅が無理だったら安置できる
場所をさがさなければならないのです。


(マンションの規約でご遺体を運べない
施設に入っていたから戻れないなど
ご自宅に戻れないこともあるのです。)



その時にお父さんやお母さんが
葬儀社の互助会に入っていたかどうか。
お葬式の生前予約や生前契約をしていたか
どうかの確認が必要になります。

搬送は葬儀社がしています。
もしどこかの葬儀社と契約があれば
そこを利用します。そうでなければ
病院で渡されたリストの中から
葬儀社を選びお願いすることになります。




ご自宅までの搬送だったら
とりあえず搬送のみで葬儀に関しては
後から考えますでも大丈夫なはずです。


だけど安置できる場所を提供してもらう場合
その葬儀社に搬送だけでなく
お葬式も頼むようになってしまいます。


亡くなってから搬送までの時間は
そう長くありません。
この短い時間にあせって葬儀社を決めたら
お葬式が思ったようにできなかったなど
後悔することもあります。

それを考えると
元気なうちからどうしたいのか
話し合っておくことが大切なんです。






また、この間にお医者さんが死亡診断書
書いてくれます。
死亡診断書は死亡届と一緒になっていて
死亡届には必要事項を記入しておきます。
これがないと火葬も埋葬もできません。
なくさないようにしてくださいね。



③ 自宅での安置
ご遺体がご自宅に戻ってきたら
葬儀社の人がきちんと処置してくれます。
ご家族はその指示にしたがえば大丈夫。

ただ、腐敗を防ぐため冷却するのに
ドライアイスを使います。
ご遺体が安置されている部屋で寝ることは
二酸化炭素中毒になる可能性があるので
やめてくださいね。

お部屋はカーテンを閉め暗くして
季節によっては冷房をつけて
寒くしておきます。
寒い季節でも暖房は入れないでください。



④ 葬儀社を決める
葬儀社が決まっていない場合、
いくつかの葬儀社に見積りをとり
そこから選ぶといいと思います。

金額だけでなく誠実そうな葬儀社を
選ぶほうが間違いないと思います。


また、菩提寺がある場合は
連絡を入れておくといいかもしれません。



⑤ 喪主と葬儀内容を決める
葬儀社が決まったら喪主を決めます。
喪主が決まらないと
話しがまとまりません。

日時を決めるときには
火葬場やお寺さんの都合に合わせながら
ある程度余裕をもったほうが
身体も休まり雑務もこなせるので
いいと思います。

ご遺体と向き合う時間もとれます。


あとは葬儀社の人と話し合いながら
予算も頭に入れて決めていきます。




病院でもらった死亡診断書兼死亡届
何部かコピーしておきます。
除籍謄本ができるまでには時間がかかり
その間に手続きするときに
この書類が役に立ちます。


この死亡診断書兼死亡届
役所に提出すると火葬許可証となり
火葬がおわると埋葬許可証になり
お墓に納骨するときに必要となります。

大抵の場合、葬儀社の人が役所に提出
火葬の手続きをしてくれると思います。


⑥ 戒名を決める
仏式の場合、戒名を考えてもらいます。
お寺さんに連絡しお願いします。


⑦ 連絡
ご近所さんやご友人などに
亡くなったことの連絡と葬儀日程を
お知らせします。
親しかった人には亡くなったことだけを
先に連絡しておくとよいと思います。
お別れができますからね。






ざっとお葬式までのことを書いてみました。
私の経験から言うと
地元で評判の良い葬儀社だと安心です。
地元なりのしきたりもわかってますから。

また、亡くなってから通夜・葬儀まで
時間があると心も身体も余裕ができ
落ち着くことができます。



この葬儀社との話し合いは
亡くなった当日か翌日がほとんど、
亡くなった時間によります。
ただ、身体を休めたいときには
すぐにではなく少し睡眠をとってから
来てもらうようお願いするといいですよ。






今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。ラブラブ