徒然なるままに~ブライダルのあれこれ -14ページ目

善光寺

昨日の「赤倉サンモリッツ」には、コメントいただきありがとうございました。

地震の風評被害が(実際の被害がなくても)続いて、赤倉だけでなく、新潟全般に予約キャンセルや敬遠される方があり、どこも厳しい状態が続いているとのこと。

悪い噂は人の口から早く伝わりますが、どうかいい噂が伝わっていきますように

余震もなく、安心できること(むしろ名古屋のほうが地震は心配です)、これからとてもいいシーズンであることを知っていただいて、旅行の計画等ある方は、ぜひ赤倉もご検討ください!!

皆様のお力添えを宜しくお願いします。


zennkouji さて、今日は長野の善光寺の最勝院をご紹介します。修学旅行などで善光寺には行かれたことがある方も多いでしょうね。

数年前に名古屋で『善光寺展』が行われた時にお手伝いさせていただいたご縁で仲良くなった若いお坊さん。西武ライオンズの松坂大輔にそっくりでした(当時は)。その後もメールや年賀状などいただいておりましたが、しばらくお目にかかっていませんでした。


とても素晴らしいホームページを作っておられ、宿坊の詳しいご紹介もされています。ご住職(お父様)、副住職(松坂大輔)ともスキーの先生でもあり、美しいお母様と若奥様のご家族皆様でおもてなしをしてくだいます。

善光寺参り」というと、ちょっと上の世代の方々が行かれるように思いますが、ここなら若い方もお泊りいただきやすいと思いますよ。

毎日書いていらっしゃる“副住職日記”もとても楽しいです。スキーや数々のコレクション等、プライベートな話も多く、「えっ?お坊さん??」と思われるかも。ベールに包まれたお坊さんの私生活が覗けます!!ぜひご覧ください。当ブログのこともご紹介いただいています。

  信州善光寺 永代宿院 最勝院  http://www.saisyoin.jp
  副住職日記  http://www.saisyoin.jp/diary_huku/index.html

スキー&善光寺パックプラン、 善光寺&赤倉プランなどいかがですか!

ご予約の際に、このブログで見たと言っていただくと副住職は喜んでくださいます。





赤倉サンモリッツ

akakura

この冬はひときわ雪の多いシーズンでした。

妙高高原 赤倉サンモリッツのペンションの前では、まだ雪が残っています。

この写真は、友人が経営するペンション『コート・ドール』です。

スキー場まではすぐ。これからのシーズンはハイキングや温泉、ゴルフなど色々楽しめます。

中越地震の影響も全くなく、無事で何よりでした今は、もう余震もなくなって安心してお越しいただけるとのこと。


オーナーは名古屋の結婚式場で一緒に仕事をしていた仲間です。

レストランと宴会のサービスマンで、披露宴ではキャプテンとして司会の私とは随分一緒に組んだことがあります。安心して任せられるキャプテンでした。

今は、ペンションのオーナーとして、また赤倉温泉街の居酒屋のオーナーとして頑張っています。

テーブルマナーを教えてもらったり、料理の話をしたり、カクテルの作り方を聞けるのも、ここならではの楽しみです。名古屋の話で盛り上がるのも良し、妙高の自然について語るのも良し、泊まるだけでなく色んな楽しみ方ができます。


家族連れからシニアまで、それぞれの趣味やお好みでチャレンジできるメニューもあります。

これからのいいシーズン、森林浴と温泉を楽しみにでかけませんか?

もう安心な赤倉にぜひお出かけください!!ホームページはこちら。見てくださいね。

プチリゾート コート・ドール


歯医者の過当競争

ha 今やコンビニの数より多いといわれる歯医者。「犬も歩けば歯医者にあたる」でしょうか。


友人の歯学博士は、自分のクリニック以外にも歯科医院対象のセミナーや講演会を開いていて、歯科医院のプロデュースもしています。よく話をしますが、これからの歯医者は今までのやりかたではやっていけない、自然淘汰され、歯科医院間の格差も広がるだろうと言っています。

彼は日本の歯科大学を卒業後、コロンビア大学大学院で勉強、その後も、毎週飛行機でアメリカに通っていました。レーザーホワイトニングの機会もいち早く輸入し、全国の歯医者さんに講習を行い、広めた人です。彼のクリニックは芸能人を始め、常に予約が一杯で、特別診療も行っています。


旧態依然の保険での虫歯治療をメインにしている歯医者さんはこれからは厳しいかもしれません。確かに、虫歯になると、何の説明もなく、当たり前のように歯を削って銀の詰め物をする、見えるところでも平気で銀色の差し歯をする歯医者さんがいまだにあります。若い方でも、笑った時に銀色がきらっと光ります。それで「百年の恋もさめてしまった」ことがありますが・・・・。

患者さん、或いはクライアント(患ってはいない人。より健康で美しい歯のためにクリーニングやホワイトニング、検診等のために来院される方)に対する、接し方、説明の仕方、サービスが問われる時代が来ると思います。いえ、もう来ているのです。


『医療は最大のサービス業』だと思います。

苦しい時、痛いとき、辛い時、不安な時に手を差し伸べて助けることができるのですから。

だからこそ、治療以外に、安心、信頼、癒しといった精神的なケアも重要です。スタッフは柔らかな物腰、安心できる笑顔、丁寧な言葉遣いと親切な説明で、接するべきだと、友人にもその周りの人にも言ってきました。

クライアント(患者さんを含む)に対して、「はい、口開けて」は失礼ではありませんか?「お口を開けていただけませんか」まではいかなくても、「口を開けてください」ではないですか?

歯のクリーニングやホワイトニングに来ているクライアントに対しては「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」でもいいのではないでしょうか?患者さんには「こんにちは」「お大事に」を優しい笑顔で気持ちよく接すること。そんな日常生活でも当たり前のことは、歯医者でなくとも必要ではないかと思います。


デンタルケアに関する情報や知識も増え、虫歯自体も減ってきている今、これからの歯医者は虫歯治療だけでは本当にやっていけません。健康で美しい歯を守り、与え、そのための情報も発信していかねばと思います。

だからこそ、食生活でも何がよいのか、どうすればよいのかを、子供のように早い時期から知ってもらう。歯科のプロからの提案をしていく。そんな思いを込めて、今回、歯学博士監修による新商品を企画・開発しました。歯のプロと製菓のプロと、ただの一消費者の私とで。

2次会と1.5次会

bara 友人や後輩たちの2次会に出席することもだんだん少なくなりました。皆、もう結婚しているからです。来月は、久々に後輩の2次会。披露宴は親族だけのお披露目会なので、友人は全て夜の部です。

後輩にも言いましたが、2次会だからといって、何もしなくていいというのは間違いです。ゲームや余興のことではありません。きちんと二人のことを紹介して、これまでのお付き合いに感謝すること、これからもお付き合いいただいてお世話になる皆さんにちゃんと挨拶することは、一次会も二次会も同じです。

友人とは、家族ぐるみでお付き合いされる機会も多いでしょう。同じような年頃の子供同士、遊び相手になることもあります。たいていの場合、これからは親よりも付き合いが長くなるのではないでしょうか?

以前に行った2次会では、みんなが「相手の人は何をしている人なの?」とか、「何で知り合ったの?」「結婚式はどこでやったの?」「ハネムーンはどこに行くの?」など、ひたすらクエスチョン!!??途中お色直しで新郎は学ラン、新婦は白衣姿。なぜ?チンプンカンプン。。。。

後から聞いてわかりました。新婦は高校の養護教諭だから、新郎は生徒役に扮して登場したとのこと。でも、みんなが理解できなかったら、何の意味もない、ただの自己満足(幹事の満足かも)にすぎません。


2次会といえども、いえ、会費を払って来てくれる2次会だからこそ、やるべきことはちゃんとやらねば。自分たちで相手のこと(夫・妻となった人)を紹介するか、司会役の幹事に紹介してもらうかどちらにしても、プロフィールと簡単ななれそめ程度は紹介しましょう。

2次会の司会を依頼されることもありますが(たいていの場合は披露宴とセットで)、その場合は披露宴と同様に新郎新婦のプロフィール、結婚式と披露宴の報告をします。知りたがっている人も多いからです。忙しい中、遠いところを集まってくれた方々への礼儀ではないでしょうか。「お披露目」をしてから無礼講にしたいものですね。

過去の数多い経験からお客様にもアドバイスさせていただいています。

来月の後輩にも昨日、話したばかりです。長いこと周りに心配かけてたやつですから。


最後に、2次会も(1.5次会含む)会費が高くなりました。披露宴に出席する人がほとんどだった頃は、ドリンクとおつまみ程度の金額でしたが、今や披露宴に出ない人が多いとなれば、夜なら食事もある程度のものを用意されます。会費8000円とか10,000円もざらです。引出物まではいかなくても、二人からの感謝の気持ちを込めて、お礼のギフト(500~1000円くらいのもの)をご用意される方が多いです。参考になさってください。

異業種交流会

beer ブライダルとは関係ない話ですが、毎月、異業種交流会に参加しています。

ご紹介いただいて見学に行き、参加しました。名古屋を中心に約70社が参加されていますが、とても和やかで楽しい雰囲気です。私でも大丈夫なんですから。毎月の例会の後、ほとんどの方が2次会に参加し、『呑ミュニケーション』を深めています。先週の会も、とても盛会で、お開き後もなかなか皆さん席を立たれませんでした。

泊り込み研修や、近隣の県の交流会との合同交流会もあります。来月の広域合同交流会は名古屋で行われるので、昨日も打合せをしました。僭越ながら司会も務めさせていただきます。

企業の経営者や役職のある方が多いですが、中には営業のホープや若い方もいらっしゃいます。

色々な職種の方、年齢層の方とお会いできるのも楽しみです。


その中でご一緒している老舗の製菓会社の方と現在、商品開発を進めています。老舗の確かで信頼できる技術をもとに新しいものにも積極的に取り組み、ユニークで斬新な商品も作ってみえる会社です。そこにほんの少しのアイデアと発想をプラスして、素晴らしい新商品として送り出すことができると思います。

これまでにもこのブログのなかで触れてきましたが、皆さんにご紹介できるのもあと少しだと思います。完成し、OKサインが出たらすぐにご案内しますので、もう少しお待ちください。


その節は、意見・感想などもお聞かせいただき、応援していただければ幸甚に存じます。

どうぞ宜しくお願いします。

ブライダル情報誌の影響力 Ⅱ

hsnr 先日もご紹介しましたが、まさに「恐るべし!ブライダル情報誌の影響!」です。

だからこそ、当店も例に漏れず、お客様がいらっしゃるのかもしれませんが・・・・。

多くのブライダル雑誌は、ライター(編集者)の言葉で、その会場なりお店を紹介する形をとっています。つまり、第三者の目から見た書き方をすることでPR効果を上げるという方法です。

内容や情報は当然、広告主(会場側やお店)が提供したり書いてほしい内容になります。お金を払って出す広告ですから当たり前ですよね。ただし、言葉の使い方が、「お越しください」ではなく、「行ってみよう」というライター側からの書き方になるのです。

ですから、もちろん正直にそのままの情報やお知らせを書くところも多いですが、中には都合の良い書き方や、若干の誇大広告をするところもあるかもしれません。

でも、雑誌社も責任がありますから、当然来店のうえ、見たり聞いたりしたことと違うことは書きません。ただ、実際に料理を皆食べているのか、その会場の結婚式や披露宴に出たことがあるのかまではわかりません。

 

前にもお話したように、情報源として参考にすることは大いになさってください。でも、過信しすぎないようにしましょう。

How toものの記事もありますが、必ずしも全てが「正解」とは限りません。長いブライダルの歴史の中で結婚の形態や方法、流行などは変化してきています。これからも変わっていくこともあると思いますし、新しい形や方法も生まれてくることでしょう。

でも、変わらないのは、セレモニーには複数の人が介在すること、人は一人で生きているのではないということです。だからこそ、多くの人との関わりがあり、そのために結婚式や披露宴もあるということです。基本を忘れず、大切にすることを忘れないでくださいね。

ブライダル情報誌の影響力

piropu 先週末、ご相談にいらしたお客様とは、3時間ほどゆっくりとお話させていただきました。

その中で、様々な質問やご相談がありましたが、あらためてブライダル情報誌の力をまざまざと見せつけられた思いがしました。代表的なものを挙げてみます。


①ウエディングのテーマって?            

 「何かテーマを決めなくてはいけないんですよね?何もないんですけど・・・・どうしたら良いでしょうか?」との質問。海とか映画とかスポーツとか、二人の共通点や趣味を探してもこれといって見つからないとのこと。いったい、誰が「テーマを決めなくては」なんて決めたのでしょう??とんでもないですよ。何を大切にしなくてはいけないのかとか、どんなおもてなしをしようとか、大事なことを忘れてませんか?それこそ大きなテーマではないですか?

 お客様は安心していらっしゃいました。


②本当に必要なもの?

 「リングピローもウエルカムボードも作らなくてはいけないから、困った。。。。」

 え?両方とも使われるようになったのは、ここ数年の話。10年前なら、ほとんど見る機会も使われる方もなかったもの。なぜ必要なのか、使われるのかを聞けば、必要な人、そうでない人がわかります。作ったり、買ったりするにもその由来を聞けば、選ぶ眼ももてます。

 説明に「え~!本当ですか?そうですよね!なるほど~!勉強になった~!!」と盛んに感心していらっしゃいました。


③オリジナルがオリジナルでない?

 本当のオリジナルウエディングって何でしょう?「オリジナル」と雑誌に書いてあっても、みんながやっていればオリジナルでもなくなります。カメラマンやヘアメイクさんが「あの店は、いつもみんな同じ披露宴なんですよね」と言われることも。同じ会場で同じスタッフが同じような披露宴しか見ていなければ、似たり寄ったりにもなりますよね。ひとくちに「ホテル」といっても、それぞれのホテルごと会場の雰囲気もお料理もスタッフも違えば、披露宴の進行も雰囲気も違います。レストランだから、ハウスウエディングだからという時期は過ぎました。今や、レストランウエディングは過半数を超えるのですから。

 本当のオリジナルって何でしょう。お二人だけでなく、ご家族や親族、ゲストの方々によって結婚式は作られます。何度も言いますが、『結婚式は人間関係を映し出す鏡』です。



確かに雑誌を見て勉強したり、参考にすることは良いと思います。でも、あまりに過信しすぎると大変です。今回のように、「・・・しなくては」とか「・・・・なんですよね」とプレッシャーに感じたり義務感にとらわれることも。育児ノイローゼになる人も育児書を過信しすぎることが原因の一つです。

会場の担当者やプランナーは、その会場のやり方や営業をします。あくまで会場側の人間です。かつては、そういう私も式場では個人単価の売上トップクラスの人間でした。でも、あくまでもお客様にとって必要なのかどうか、納得して買って(使って)いただけるのかどうかを常に大切に考えていたつもりです。今は、お客様側の人間として仕事ができることで、精神的にもとても楽です。


ときには第三者の冷静な意見を聞いてみるのもいいのではないでしょうか?そういうときのために、当店はあります。会場の方には言いにくいことでも遠慮なくお話いただけると思います。

カウンセリングは無料です。メールでのご相談も承っています。一人で悩んだり、不安に思ったりなさらず、相談してみてくださいね。お力になれることでしたら、できる限りのことをさせていただきます。



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愛・地球博 モンゴル館

geru  今日はモンゴルから愛・地球博に通訳として来ていらっしゃる方が大須に来てくださいました。

モンゴル語以外に日本語・英語・ロシア語が話せる方で、とても楽しく、ついつい時間のたつのも忘れてお話してしまいました。

5/27はモンゴルのナショナルデーですので、是非お出かけください。

モンゴルといえば、相撲界では多くの力士が活躍していることもあり、日本でも馴染み深い国になっています。名古屋では、歌手のオユンナさんが長く活躍されています。でも、国のことは詳しく知っているわけではありません。

この機会に私も色々と勉強したいと思います。


今日はとても嬉しい一日でした。というわけで、仕事も溜まっているので、ブログを書く時間がなくなってしまいました。


名古屋から 

tikyuu 万博、万博と連日ニュースではやっているわりに,周りに万博行った人が少ないのは何でしょうか?

甥が学校の遠足で行ったけど何も見ないで公園で遊んでいたとか、母が来月万博で民謡を踊るとかいう話題くらいです。

確かに地下鉄は普段より混んでるような気がしますし、万博にいらした方の宿泊手配はいたしましたが。。。。

お時間に余裕のある方は是非大須にもお越しください。


さて、ちまたで話題の『名古屋嬢』。名古屋に住んでるだけでは『名古屋嬢』とは言えません。厳しい条件があるのです。まず、学校は有名私立女子校のエスカレータ式、中でも金城出身(小中高大と全て金城)のお嬢様は“純金“と言われます。卒業後は花嫁修業に家事手伝い。一人暮らしなんてとんでもない。親とは嫁入りまで同居。当然、お小遣いは親から貰い、ブランド品は親に買ってもらうか、母親のお下がり『名古屋嬢』とは、根っからのお嬢様のことです。単にファッションとか髪型だけではイミテーションなんですね。親と一緒に住んでいるお嬢様は、必然的に品の良い可愛らしい(ある意味保守的な)ファッションになりがち。肌の露出したタンクトップやビスチェは着ません。メイクも素肌美を大切にしたメイクで、一時期はやったヤマンバのような日焼けやメイクはとんでもない。あくまでも親が見て品の良い、誰からも好かれるのが基本です。言葉遣いも丁寧で上品。親が社長や会社役員、医者等の場合が多いので、お付き合いするかたも相応の方。小さい頃からしつけやマナーにも厳しいのは当たり前です。まさに親に「純粋培養」されたような感じです。

大学の同級生にもいましたね。卒業後すぐにお見合い結婚。当時で結納金200万にはビックリしました。今でも驚きますけど。

お嫁入りは、当然のように自宅で打掛をお支度して、菓子まきをして花嫁専用車で出発。いわゆる「名古屋嫁入り物語」をそのまま地で行ったような感じでした。嫁入り支度にはいったいどれくらいかけたのか、見当もつきません。


普段の生活は質素倹約し、かけるところはかける、そんなメリハリも名古屋らしいところです。

また、おいおいご紹介しましょう。

では、今日はダンス公演のアナウンスに行ってまいります。



何を重視しますか?

table おすすめ式場・・・100%完璧なものを求めるのは難しいかもしれません。

最高に料理と雰囲気の良いレストランでも、交通の便が悪かったり、新婦のお支度室がスタッフの休憩室だったり・・・。

 

何を最も大切だと思うかは、人それぞれの価値観も違います。遠方からのお客様が多ければ、分かりやすい場所にあることも大切でしょう。ゲストには何より美味しいお料理をゆっくり召し上がってほしいと思う方も多いでしょう。古くても歴史のある場所でと、神戸の異人館を選んだカップルもいらっしゃいました。歩くとギシギシ音がしたり、化粧室は1つしかない会場もあります。化粧室のすぐ前で料理を食べなくてはいけない会場も。

 

それぞれに会場ごとのよさや売り、サービスの仕方があると思います。

でも、司会者としてこれまで伺ったことのある数々の会場で、共通して思ったことがあります。

①スタッフのホスピタリティ

 心のこもった笑顔や温かい態度、マニュアル的ではなく、本当にゲストのことを考えているのかどうかです?細かい目配り、心配りをしているでしょうか?ある人気のある有名ホテルでは宴会スタッフが「早く終わってしまえ」と耳打ちしているのを聞いてしまった方がいらっしゃいました。

化粧室は、いつもきれいに整えられていますか?

 

②人に対する態度

 結婚式を挙げるカップルや、下見のお客様に親切で感じが良いのは当たり前。でも、そうでない人、例えば当日お祝いだけ言いに来た友だちや従弟に冷たく対応したり、司会者(特に契約の司会者以外に)にも対応の仕方が悪かったり、業者さん、スタッフ同士など、どんな人にも同じように接しているでしょうか?今は、会場の下見も予約制のところが多いです。ふらっと行って見たいと言っても見せてはいただけないことがあります。そういうハプニングにどう対応するでしょうね?

 

③披露宴での心配り

 写真やビデオを撮ろうとしている人の前を平気で通る。お色直しに向かう新郎新婦が歩いている前を通る。ガチャガチャ食器の音をさせる。お開き後、まだ会場にゲストがいらっしゃるのに、目の前で残った料理をごみ箱(大きなバケツ型の)に捨て、テーブルを片付ける。さっきまでの素晴らしい披露宴もこれで気分は台無しです。終わり良ければ・・・という言葉もあるのに、これでは反対です。

 

④最初は良くても、後から・・・

 あれはダメ、これはできない、持ち込みは禁止等、決まったあとから問題が発生するパターンは多くあります。衣裳室で何度見ても気に入った衣裳が見つからないのに、持込すれば、パッケージプラン内の衣裳も有料にすると言われた方。申込前から司会は私にとご依頼いただいていたのにもかかわらず、結婚式1ヶ月前に外からの司会者はお断りと言われて、泣く泣くあきらめた新郎新婦。妥協できないこと、ご希望はできるだけ先に伝え、確認しておきましょう。

 

⑤押し付け、押し売り

 何万円もする演出を当たり前のように売るところです。本当に必要なんでしょうか?

一瞬にして消えてしまうものに数万円の価値があるのかどうか、それがゲストにとっても喜んでいただけるものかどうか、よく考えてください『選ぶ』ことと、『選ばされる』ことは違います

 

会場決定の前に、できるだけ冷静に下見をされることをおすすめします。見た目や雰囲気の良さだけでなく、料理は本当に美味しいのか食べてみる、衣裳はどんな衣裳がどれくらいあり、好みのタイプのデザインがたくさんあるかどうか、何が持ち込めてできないのかをハッキリさせるなど、しっかり見きわめましょう。ホテルが比較的自由がきき、レストランの方が結婚式場化して自由がきかないという逆転現象も出てきました。

雑誌の広告や会場側のPRだけでなく、自分の目で確かめましょう。