南光坊天海 | 文武一道

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主に『映画』『音楽』『芸能』『文化』『経済』『歴史』等、つまり雑学?(あと、『カンフー映画』にはかなりDEEPにハマッてます!)

 NHKの大河ドラマ『どうする家康』最終回(第48話)「神の君へ」❗


 小栗旬さんがサプライズゲストとして高僧・南光坊天海役で登場‼


 小栗旬さんの大河出演は北条義時役で主演を務めた前作『鎌倉殿の13人』に続き、2年連続9回目に⁉


 大河主演俳優が翌年作品最終回に登場するのは異例?



 12月16日に出演発表されたものの、かつら制作に3週間、当日3時間かかるという老けメーク(特殊メーク)を施した小栗旬さんの姿に、SNS上には「誰?w」などと驚きの声が続出❗


 出演は一連の1シーン約2分ながら大反響を呼んでいました⁉


 最終回は、徳川家康(松本潤)は豊臣との決戦に踏み切り、乱世を終える覚悟で自ら前線に‼


 真田信繁(日向亘)らは徳川家康の首をめがけて攻め込んできます…?





 徳川優勢の中、千姫(原菜乃華)は茶々(北川景子)と豊臣秀頼(作間龍斗)の助命を訴えたものの、徳川家康が下した決断は非情でした❗


 1616年(元和2年)、高僧・南光坊天海は徳川家康の偉業を称え、乳母・福(寺島しのぶ)は竹千代(徳川家光)に“神の君”の逸話を語ります!!


 江戸が活気に満ちあふれる中、徳川家康は突然の病に倒れ…⁉

 徳川家康は“神の君”か、はたまた腹黒の狸か?



 「我らは、有象無象の声に惑わされることなく、正しく、君の偉業を伝えてゆかねばなりませぬ」(語り)❗


 江戸城の一室⁉


 南光坊天海は、役人たちが覚書にした“か弱き家康”の証言をチェックし「駄目!」「ロクなのがねえ」とボヤキ?


 稲(鳴海唯)が、徳川家康と鳥居元忠(音尾琢真)が“涙の盃”を交わしたエピソードは「駄目ですかね?」と尋ねると「そういうの。こういうやつをもっと集めよ、皆の衆」と指示を出しました‼



 徳川秀忠(森崎ウィン)は「天海よ、立派な話ばかり残すというのも、いかがなものか」?


 南光坊天海は「世間では、狡猾で恐ろしい狸と、憎悪する輩も多ございます。かの源頼朝公にしたって、実のところはどんな奴か分かりゃしねえ」と「源氏物語 夕顔」「吾妻鑑」を手に取りながら「周りがしかと称えて、語り継いできたからこそ今日、すべての武家の憧れとなっておるわけで」❗


 徳川秀忠が「だがのう、人は誰しも間違ったり、過ちを犯したりするもので…」と語るのを制し、南光坊天海は「人ではありませぬ。大権現!」――‼


 SNS上には「事前告知がなかったら、分からなかったかも」「小栗旬だと分かった瞬間、声が出たわw」「特殊メイクが凄すぎて小栗旬には見えない。源頼朝がどんな奴か分からないと言っていたけど、去年の君は傍にいたでしょ」「源氏物語と吾妻鏡のさりげない演出、小栗旬の強烈な頼朝評は面白かった」などの声が続出⁉



 南光坊天海役の小栗旬さんは、昨年の『鎌倉殿の13人』→今年の『どうする家康』→紫式部を主人公とした来年の『光る君へ』と“大河3作の橋渡し役”も担いました❗


 ちなみに、南光坊天海は卓越した知識と教養を持つ天台宗の高僧‼


 徳川家康に取り立てられ暗躍、遺言を託された一人で、徳川家康の死後、「東照大権現」として神格化をはかり、久能山東照宮から日光東照宮に改葬したといわれています?

 小栗旬さんは、最後は視聴者にメッセージを⁉



 「脈々と受け継がれてきた時代の中で、鎌倉時代に生きる人間を演じた僕が、今度は戦国時代に、また全然違うキャラクターで出させてもらったことは、感慨深かったです。1シーンでどんなことができるかわかりませんでしたが、連綿と続いてきた時代や人のつながりを感じさせる役を演じて、いい経験をさせてもらいました。それに、最終回に向けて重い展開が続いてきた中で、ああいうシーンがあるのもよかったんじゃないかと思っていて。きっと、天海に対して深い思いを持つ視聴者の人たちもいらっしゃるとは思うのですが、それは一度忘れていただいて(笑)、今回、天海は箸休めとして出てきたんだなと思って楽しんでもらえていたらいいですね…」