明日(1月6日)から始まる…NHKの大河ドラマ【八重の桜】(実は、かなり気になっています。)
モデルとなる山本八重(新島八重)の出生(舞台)地…会津藩
その会津藩に伝わる…『什の掟』
ご存知ですか?
■什の掟(什の誓い)
会津藩の上級藩士の子弟は、10歳になると会津藩校【日新館】に入学する。
会津藩校【日新館】に通う者は、身分(居住区)によって9班に分かれた。
(注釈:身分の低い中級藩士や下級藩士は、会津藩校【南学館】【北学館】に入学。)
日新館に入学する前の6歳から9歳の会津藩士の子共は、この9班に準じて9つの班を作り、10人程度の「什(じゅう)」というグループを形成…。
「什」では、身分に関係なく、年長者(9歳)が什長(座長=リーダー)を務めた。
9歳の者が複数人居るときは、早生まれの者が什長となった。
「什」では、身分や能力に関係無く、年功序列によって厳しく秩序が守られた。
年少者が年長者よりも先に席を立つことは許されなかった。
また、「什」の子供達は、午前中は寺子屋などで素読を学び、午後からは天候に関係無く、1カ所に集合。
子供達は「什」というグループで行動し、単独行動は許されなかった。
一度集まると、什長が解散を宣言するまで、勝手に帰ることは許されなかった。
遠方からの訪問者がある場合などは、両親が年長者に許可を得る必要があった。
「什」のメンバーは当番制で自宅の一室を提供することになっており、昼食が終わると、一室に集まり…。
当番に当たった家は、必ず夏は水を、冬は湯を出さなければ成らなかったが、お菓子や果物を出すことは禁じられていた。
子供達の集会を「遊び(什の遊び)」と言い、什長は「什」の遊びで『什の掟』を暗唱する。
これが「ならぬことはならぬものです」で有名な会津藩の『什の掟』で、リーダーが『什の掟』を暗唱することを「御話(お話の什)」といったそうです(__)。
■会津藩『什の掟』
一・年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二・年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三・嘘言を言ふことはなりませぬ
四・卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五・弱い者をいぢめてはなりませぬ
六・戸外で物を食べてはなりませぬ
七・戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
《八重の桜》
http://youtu.be/jg9sOOGDXZM
何か早く…大河ドラマ【八重の桜】をみたくなりますね