2010 ドラフトの振り返り | ベイスターズ☆マニア

2010 ドラフトの振り返り

色々な方が今年のドラフトを振り返っていらっしゃるので、後から書く身としては、少し変わった観点で振り返ってみなくては!といつも通り、天邪鬼的に振り返ります。笑



まずは


「どの球団が今回のドラフトで得をしたか!」


です。


参考にしたのは、今回のドラフトが行われる前に色々と評価を書いていた

「中日スポーツ」
「週刊ベースボール」

の評価を参考に以下のように今回の獲得結果を表にしてみました。


セルビーのベイブロ

勿論、この評価を前提に「ヨシアシ」を結論させることは出来ないですけどね。


なぜなら、「獲得して良かった!」と言えるのは、プロの選手としての結果が見えてくる少なくとも5年・10年先のことだから。(横浜として久しぶりに注目されていた「N野」が入団した際は喜んだもんな~~)


それでも見て下さい。
中日スポーツが「A評価」としてみた選手は全て「2位」までの間に指名されているし、1位は全て「A評価」です。それこそ中日スポーツを見て獲得しているのではというぐらい。笑。

そんなわけで球団別の評価です。


まず今回のドラフトの目玉と言われていた3人の投手を獲得できた


「巨人・西武・日ハム」


この3球団は無条件で100点ですね。


そして次に評価したいのはA評価の選手を何人獲得したかです。(1人50点)

2人⇒横浜・千葉・中日・SB⇒100点
1人⇒楽天・広島・ORIX・ヤクルト・巨人・阪神⇒50点


最後にB評価の選手を何人獲得したかです。(1人20点)

4人⇒楽天⇒80点
3人⇒広島⇒60点
2人⇒ORIX・日ハム・千葉・阪神・中日⇒40点
1人⇒巨人・西武・SB⇒20点
0人⇒横浜


以上から以下のように評価できると言えます。

1位:170点⇒巨人
2位:140点⇒千葉・日ハム・中日
3位:130点⇒楽天
4位:120点⇒西武・SB
5位:110点⇒広島
6位:100点⇒横浜
7位:90点⇒ORIX・阪神
8位:50点⇒ヤクルト

こんな感じです。

まあ、所詮、数字遊びですし、配点を変えれば結果も変わるので、どこまで意味があるかわかりません。

ただ、特に投手が顕著なのですが、今年の勝利数で10勝以上している日本人投手は25人いて、15人はドラフト1位(希望枠含)の選手です。

一方、4位以下の選手は4人(武田勝4位、岩隈5位、成瀬6位、東野7位)しかいないんです。

つまりプロで結果を出す投手というのは、ドラフト順位が上位であればあるほど、確度が高いということが言え、それこそ、8割以上の必要条件なのです。

とはいえ、実際には十分条件でないところが野球の難しさも。。。。(一位でも活躍しない選手多数・・・)


そういった意味では、今年の選手達はどうなりますやら。

長い目で暖かい目で見守っていきましょう。
個人的にはC評価以下の選手の活躍こそが面白いとも思いますし、現在C評価以下の選手を多く採った横浜・ヤクルト・西武の判断を楽しみたいとも思います。




次に何人かの方から頂いた質問です。


「何故、横浜は大石を外した時に、加賀美ではなく須田を選んだのか?」


という質問です。

ベイスターズファンの知り合いだけでなく、会社の同僚からも聞かれたので僕なりの仮説を説明させて頂きます。

この質問をする人の前提はおそらく


「加賀美の方が前評判も高かったし実績もあるそうだ。指名の順番が逆ではないか?」


ということなのだと思います。

これに対してベイスターズ球団は「いやいや須田のが上」という回答かもしれないですが、ここでは少し違ったアプローチ(空想話)で説明させて頂きます。


まず少し今回のドラフトにおけるベイスターズの状況を整理します。


①今回すんなり1位が決まったのは「巨人・西武・日ハム・中日」の4球団。
②逆に決まらなかったのはそれ以外の8球団。
③横浜は1位指名が確定すれば、2巡目は一番に選択できる。


以上から、横浜の戦略は以下のような感じだったと推察可能です。

A:Aランク評価の選手が中日スポーツ同様13人いる中、投手は8人いる。
B:特Aを逃した中で、SB・ORIX・ヤクルト・千葉はおそらく野手に行く。
C:楽天は塩見、広島は福井、阪神は榎田と読む。
D:塩見か榎田の左腕はベイスターズも欲しい。しかし競合は避けたい。
E:そうなると加賀美・須田・南・宮国の4投手になるが宮国は高卒ゆえ即戦力ではない。
F:須田はSB・ORIX・ヤクルト・千葉の中のどこかがマークしているが、加賀美はこの4球団からはマークされていない。
G:須田を先に指名すればこの4球団が再度重複しても加賀美にいくことはない。
H:それでは須田を指名して加賀美は2位で指名しよう。


こんな感じだったんじゃないでしょうか?

勿論、これは結果論に基づいた空想話です。
ただ、僕はスカウトの仕事は2つあると考えているのですが、

まず一つ目は


「選手の力量を測る」


という最も当たり前のことです。そして、もう一つは


「どこのチームがどこに本気できているかを探る」


これが結構重要なんだと思います。


現在のドラフトのルールでは、力量があっても、マークされていなければ上位で指名する必要はないわけですからね。(選手のモチベーションもあるので、全てはそうだと言い切れませんが。)


そういった意味では、横浜としては大石のハズレはともかく、他球団が誰を指名するのかを読みきって対応していたような気がします。


最終的にはどれだけ活躍してくれるかなので、成果は5年後、10年後の評価ですが、横浜としてはなかなかのドラフトだったのではないかと思います。


以下にドラフト4位までの選手のポジション等の仕分けした表を記載します。
(5位以下はバランスを取りにいっていると考え、あえてカウント外にしました。)


セルビーのベイブロ

こう見ると、各チームの色が出て面白いですよね。
投手力のあるヤクルト・中日あたりが野手にいくのはとても納得できますね。

逆に横浜・広島・巨人あたりは投手陣に頭を抱えているのがよくわかります。苦笑



以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました。