4月の「おしゃべりクラブ B」はこんな内容でした! | CEL英語ソリューションズのブログ

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4月28日のおしゃべりclub Bでの会話を一部ご紹介します。

 

日本人は片付け上手?

 

皆さんは片付けの女王と呼ばれている近藤麻理恵さんを知っていますか?彼女は、ときめきをもたらす物だけを取っておいて、残りは捨てる「こんまりメソッド」という片付け法を考案し、日本のみならず世界中で大人気の片づけコンサルタントです。

ところが彼女には現在子供が3人いて、自宅を片付いた状態に保つのが難しくなり、自らのメソッドで片付けるのを諦めたと公表したのです。彼女のファンはこのニュースにびっくり!今まで彼女に忠実に従って片付けるよう努力したのは何だったのだろうという意見や、子供がいれば当たり前の変化で、かえってほっとしたという意見など様々な反応が出ました。

それに対して彼女は、片付けは神道の教えの一部で、究極の目標は日々喜びを感じる生活をすることであり、自身は今子育てでそれを感じているので全く矛盾はないと返しました。そこで今回は片付けとは何なのか、我々日本人はそれが上手いと言えるのか、について語り合いました。

 

ある参加者は、

 

Actually I read one of her books because my mom always told me to keep my room tidy, and I wanted to learn the best way to do it.

 

と、お母様に常日頃片付けるように言われていたので何か良い方法はないかと彼女の本を読んでみたのだそうです。

 

It’s true that sorting things based on how I feel about each item and deciding whether to keep or toss them did help tidy my room. However, I didn’t keep up with it for long.

 

やってはみたけれど、長続きはしなかったということです。しかし個人的なことはさておき、日本社会には確かに整理整頓を重視する文化があって、勤務していた会社では「5つのS」という合言葉があったそうです。それは「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」で、オフィス内では常にこれらを意識して働くよう言われていたそうです。これには会社勤務の経験がある他の参加者も同じ経験があると同意しました。

 

別な参加者は片付けには違う動機もあるということでこんな経験を話してくれました。

 

When I lost my wife to a serious illness, I decided to reorganize everything in my house. It was my way of coping with the painful memories of her death and starting anew. As a result, I got rid of about 90% of my possessions. Now, I strive to keep my life as simple and tidy as possible.

 

奥様を亡くされたという悲しい体験を乗り越えるために断捨離をされたのですね。思い出は取っておきたいという気持ちも自然ですが、今は居ない方の物に囲まれていると、かえって悲しみが増すばかりという気持ちも理解できます。このように物の整理と気持ちの整理には密接な関係があるのかもしれません。

 

Well, I get where you’re coming from, but for me, sorting things out and keeping my house tidy is just really tough. I have so many things I don’t need, like books I’ve never read and clothes I hardly ever wear.

 

と、不要な物は多いし、とにかく片付けなくてはと思ってもなかなか実行に移せないという正直な発言もありました。多くの人がそうですよね。そこで技術が進歩した現在、片付けてくれるロボット、その名もTidyBotの登場です。このロボットに関する記事を読むと

 

TidyBot uses a large language model (a type of AI similar to the one used in ChatGPT) trained on massive amounts of information from the internet.

 

とありました。要するに様々な物の認識をネットを通して学習しておき、ユーザーの命令に従って指定されたところに収納してくれるロボットなのだそうです。現在のところ成功率は85%くらいで、まだときどき妙な間違いをするそうです。これを使ってみたいか尋ねたところ

 

No way, I’ll keep tidying up myself, no matter how much I hate it. I just can’t trust those kinds of robots.

 

と全員が否定派でした。片付けは必要で精神面にも影響があり、日本文化にも根付いているけれど、個人的にはなかなか実行が難しい。でもロボットに任せるのはいや(プライドが許さない?)。これが本日のセッションの結論です。皆さんはいかがですか?

 

次回は6月2日です