4月30日の聴き耳club Bで扱ったリスニングの話題は
Miami trying to keep its head above water (必死に温暖化対策に取り組むマイアミ)
マイアミは、米国の南フロリダに位置する高級リゾート地として知られる都市ですが、ここにも温暖化の影響が出ているようです。
マイアミは平均海水面からわずか数メートル上の低地にあるため、世界の中で温暖化による海面の上昇で最も影響を受けやすい都市のひとつと考えられています。ある予測では、現在の状態が続けば、今世紀末には高潮による洪水で、毎日少なくとも6時間は海水で覆われると見られています。
そこで、冒頭のタイトルMiami trying to keep its head above waterです。keep one’s head above waterは文字通りには「溺れないように頭を水面の上に保つ」という意味ですが、「なんとか持ちこたえる、生き延びる」といった意味にもなります。Miamiは温暖化対策を講じてkeep its head above waterしようとしているのです。
温暖化対策の一つはポンプ施設の建設です。マイアミ・デイド郡では、多数のポンプを導入して、海水をポンプで汲み上げて海に戻す計画です。
もう一つは、家の建て方です。現在、新築の多くは地面より高い位置に建てられています。裕福層を対象にした高床式でマングローブの防潮堤がある家も出ています。
科学者の予測が正しければ、南フロリダのかなりの部分はいずれ永久に水没することになると言われています。しかしそんなことはどこ吹く風とばかりに、マイアミの住宅市場は現在も活況を呈しているそうです。
今月の表現: I would say ~ (私の意見では~、他の人は分からないが私は~と思う)
put off ~(~に興味を失わせる、~に嫌気を起こさせる)
I would say climate threats aren’t putting off home buyers here. (気候変動の脅威があるからといって、このあたりの住宅購入を敬遠する人が出ているわけではないと私は思います。)