7月の「聴き耳クラブ B」はこんな内容でした! | CEL英語ソリューションズのブログ

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7月31日の聴き耳club Bで扱ったリスニングの話題は

 

Boeing 737 MAX Flies Again (ボーイング 737 MAX運航再開)

 

少し前の話になりますが、飛行機事故で運航が停止されていたBoeing 737 MAX型機が運航を再開したニュースです。

 

Boeing 737 MAXは過去2度の墜落事故を引き起こしています。最初は2018年の10月、インドネシアの航空会社Lion Airの飛行機が墜落し、その5カ月後にはエチオピアの国営航空会社Ethiopian Airlinesの飛行機も墜落し、全部で346人の犠牲者を出しました。両方とも、航空機の失速防止システム(anti-stall system)が誤作動して機首を下に下げてしまったことが原因とされています。

 

事故から約2年後に運航再開の許可が下り、2020年12月、American Airlinesが最初にBoeing 737 MAXの運航を再開しました。その最初のflightでは、機長が安全であることを強調するためにわざわざ自分の妻を同乗させています。記者なども招待して安全性のアピールに努めました。

 

しかし、Boeing 737 MAXの事故で娘を失ったある男性は、Boeing社も再開の許可を出した連邦航空局(the Federal Aviation Department)も信用できないと述べています。アメリカ議会の調査で、Boeingの技術ミスや判断ミス、連邦航空局の監督不行き届き(oversight lapses)が明るみに出たためです。一度信用を落とすとそれを回復するのは大変です。

 

今回の表現: the almighty dollar: 万能のドル、拝金主義:物質的な富があればなんでもできるという考えを風刺する表現。

This organization is all about the almighty dollar. That is the only thing that’s driving them.

「この組織は金儲けがすべてである。それが唯一の原動力だ。」

 

次回は8月28日です