6月26日のおしゃべりclub Bでの会話を一部ご紹介します。。
日本の校則について
今回は上記のタイトルで日本のブラック校則について話し合う予定でしたが、対照的な記事として、米国では教師が一種の検閲を受けているという記事も紹介したところ、そちらに興味を持った方が多かったのでその話題から始めました。
米国では人種問題、性的志向など微妙な話題を教師が取り上げることを制限する法案が様々な州で次々と可決されています。
I’m surprised to know that teachers are censored in the United States. This is not happening in Russia or China but in what is supposed to be a free country like America.
と自由の国のはずのアメリカでこんな事態になっていることに驚きを隠せない参加者がいました。これは、例えば教師が人種差別の歴史などを話すと、差別した側である白人の子弟が罪の意識を感じて落ち込むことを防ぐためなどだそうです。
That’s too much. Children should know the facts about their own country.
そうですね。事実としてあった差別の歴史は消せないし、それを知った上でどうするか考えさせるのが教育でしょう。
では、日本の教育は何が問題になっているでしょう。ということで表題の日本の校則についての話に移りました。ある女子高生が生来茶色かった髪を黒く染めるよう強制され、従わなかったため除籍されたので裁判を起こしたのです。
Why did she have to dye her hair? Keeping her hair natural was the best thing to do.
そう思うのが普通でしょう。ところが裁判の結果、黒髪にせよというこの学校の校則は認められてしまいました。他にも下着は白でなければならず、それをチェックする学校もあるそうです。これなどsexual harassmentに該当しそうで、かなりのブラック校則(extreme school rules)ですね。
それにしても、なぜ日本の学校には決まりが多いのでしょう。
We Japanese are conformists by nature. So we need some rules to obey. Otherwise we don’t know how to behave.
と説明してくれた参加者がいました。確かに私たちには「右へ倣え」的な傾向はありますが、行き過ぎた決まりは嫌ですね。