【プレイバック】1月の「おしゃべりクラブ B」はこんな内容でした! | CEL英語ソリューションズのブログ

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1月30日のおしゃべりclub Bでの会話を一部ご紹介します。

 

日本に多い長寿企業

 

京都洛北にある今宮神社のそばに「一和」という餅菓子屋があります。神社を訪れる人々が人気の「あぶり餅」をほおばりながら、参拝で疲れた体を休ませる癒しどころです。このお店は「あぶり餅」しか提供していないのに、なんと1,000年以上も前から操業しているのです!今回のコロナ禍を含め、途中日本を襲った様々な災厄を全て潜り抜けて存続しています。

 

That’s incredible! How has it weathered all those troubles throughout the years and continued its business?

 

という感動と疑問が出るのも当然です。ある参加者がその歴史を調べたところ

 

The shop has built up people’s trust through their good deeds. For example, during Onin War (a civil war that lasted from 1467 to 1477) they provided exhausted people with free rice cakes.

 

なるほど、ただ単に商売を続けるだけでなく、人々が困っている時には援助の手を差し伸べて地域社会との良い関係を築いてきたのですね。


日本にはこのように人々の絶対的な信頼を勝ち得て長く存続している企業が多いそうです。少なくとも100年は続いている企業が33,000社あり、それは世界全体の40%以上にも当たるそうです。

 

It's no surprise. The oldest company in the world is also Japanese one. It is Kongo Gumi, a construction company which has built many Buddhist temples and shrines since 578.

 

と別な参加者が情報を提供してくれました。この会社も餅菓子屋の一和も日本の伝統的宗教に密接な関係があります。その辺りにも長期存続の秘訣があるのかもしれません。というのも一和の店主によると

 

Serving the shrine’s pilgrims is our religious calling.

 

とのことで、収益優先の西洋型企業とは違う理念で経営してきた様子がうかがえます。人々と調和し、伝統を守って存続してきたのです。しかし、

 

Not all the companies run their businesses like that. Especially these days, innovations are the most important part for businesses to keep going.

 

とテクノロジー関係の会社に勤めておられた参加者が意見を述べました。確かに技術は日進月歩です。少し前に通用した技術はあっという間に時代遅れになる今日では、伝統を守るだけでは存続できない類の業種もたくさんあるでしょう。その辺りは

 

It’s important for business owners to see what type of company they are and employ their strategies accordingly.

 

ということで、個々の企業が持つ社会的役割をよく見極めて経営方針を決めることが大事だという意見も出てまとまりました。

 

いずれにしても長寿企業を世界一たくさん持つ日本にはresilience(回復する力)があります。今回のコロナ禍もきっと乗り切れると信じましょう。

 

次回は2月27日です