9月26日の聴き耳club Bで扱ったリスニングの話題は
Life on Venus? (金星に生命が存在する?)
金星(Venus)は地球のsister planet(姉妹惑星)と呼ばれ、大きさ(size)や質量(mass)が地球とだいたい同じですが、もう一つ類似点があることを示唆する研究結果が発表されました。それは生命の存在です。
科学者の国際チームが金星には普通存在するはずのない物質があることを発見したのです。それはホスフィン(リン化水素)(phosphine)という珍しい分子(rare molecule)です。
phosphineは地球では殺虫剤(pesticides)の成分として使われていますが、もう一つanaerobes(嫌気性生物)と呼ばれる微生物(tiny organisms / microbes)によっても生成されます。anaerobesは酸素のない環境(oxygen-free environments)で増殖する生物です。
金星では火山活動でphosphineが生成される可能性もありますが、もし仮にそうだとしても、研究で検出された量の1万分の1(one ten-thousandth)くらいと推測されています。
となると、残る可能性はただ一つ。金星の強い酸性の雲(highly acidic clouds)の中で生存している微生物です。過去の生命の痕跡ではなく、今現在生きている生物です。
しかし、この研究が発表された後、別の科学者チームが、検出されたのはphosphineではなく二酸化硫黄(sulfur dioxide)であると指摘しました。
これに対し、国際チームは再調査を行い、検出されたのはphosphineで間違いないと反論しています。
ということで、この驚くべき発見が公表されてから約1年の間、論争が続いています。現在NASAが2028~2030年に金星の大気や地質を調査する探査機(probe)を打ち上げる予定ですので、その時には論争に終止符が打たれるかもしれません。
今回の注目フレーズ:That leaves only one possibility.(そうなると残る可能性はただ一つ。)