英語音読クラブにとって、ZOOMによる初めての授業でした。
5/8(金)のクラブAは「ニュース英語の音読」です。
今回のトピックは以下の2つ。
1.日本、成人年齢を18歳に引き下げ
2.カナダのトルドー首相、LGBT(性的少数者)への謝罪演説
全く性質の違う音声を聞きながら、音読の練習を行いました。
1.は原稿を淡々と読み上げるスタジオ録音。ここで基本的な読み方を確認した後、
2.の聴衆を惹きつける、説得力あるスピーチを堪能しながら、そのコツを皆で探りました。
ポイントは発話の切れ目。
音声を聞く前にどこで切れ目を入れるか受講生の皆さんに推測してもらい、
「あたった」「違った」と楽しみながら、正しい文構造理解と発話の流ちょうな流し方が学べます。
その後、音声をまねて自分でもそれらしく発話してみます。
ここでZOOMの利点が発揮されました。
ミュートをかければ他の受講生や講師に全く聞かれずに照れずにのびのび練習できます。
自信がついたらミュート解除!堂々と練習成果を発表できました。
トルドー首相のスピーチは徐々に盛り上がり、
今まで差別し疎外してきたLGBTに対する謝罪の部分では、
一語、一語区切って聴衆に呼びかけます。
例えば、
It is with shame and sorrow and deep regret for the things
we have done that I stand here today and say:
We were wrong.
文構造がちょっと複雑です。これは基本構造が It is A that ~ となる強調構文です。
withからhave done までがAにあたり強調されているのですが、
まさしくその構文を用いる理由がはっきり声に現れていました。
shame, sorrowそして regret はその前のdeepの後も区切って、明瞭にゆっくり発音されていました。
私たちもそれを聞いて感動し、最後には皆さん、
トルドー首相が憑依したように堂々と、抑揚やポーズをつけて発表できました。
次回の英語音読クラブAは6/5(金)の実施です。
また、もう1つの音読クラブBでは「物語の音読」を扱います。
今回の物語は「サウンド・オブ・ミュージック」です。
5/22(金)が第1回目のクラブになりますので、是非スタートからご参加ください。
お待ちしております!
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以上です。