パリに本部がある国際NGO団体「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」で、日本は今年度(2016年度)、180の国と地域のうち72位になったそうです。
因みに、1位は昨年に引き続きフィンランド、アメリカは41位、韓国は70位、中国は176位だそうです。
日本は昨年度は61位でしたから、それだけ日本の報道の不自由度が増したわけです。
憲法で、「言論と表現の自由」が保障されているはずなのですがね。
過去最も上位だったのは、2011年ですから民主党時代の11位です。
それが安倍政政権になってどんどん落ちてきています。
高市総務大臣の「電波停止」の脅しがあったり、3月にはニュースキャスターが3人辞めさせられたり、等々政権の報道への圧力が増していることは誰もが感じていることでしょう。
ただ、これは政権の圧力の問題ではなく、メディアがその圧力に負けてしまい、委縮してしまっていることが問題なのです。
それに拍車をかけているのが、記者クラブ制度でしょう。
これは大手メディアで作る1種のトラストのようなもので、小さなメディアやフリーのジャーナリストなどは締め出されています。
これなど日本のメディアの成熟度の低さの象徴でしょう。
この件に関しては、先日来日していた国連人権理事会特別報告者のデビット・ケイ氏が、記者クラブ制度を特別な組織をベースにしているとして批判し、廃止を求めています。
政権の報道への圧力はどこにでもあることです。
大切なことは、メディアが自身の本来の役目を果たして、変な自粛などしないことではないでしょうか。