私の母もそうですが、高齢になると、認知症が出るのは仕方がないことでしょう。
一口に認知症と言ってもいくつかのタイプがあるようです。
例えば、同じことを何回も聞いたり、つい直前に行ったことを忘れたりというのもその1つでしょう。
このようなケースに対応していると、つい、「しっかりしてよ」「さっき言ったでしょう」と言いたくなるものですが、それは言ってはいけないのだそうです。
これらは、認知症の人には禁句なのだそうです。
私は、医学は専門ではありませんので詳しいことはわかりませんが、認知症では障害が出ている部分と出ていない部分があり、本人は一生懸命なのに、「しっかっりしてよ」と言われると、その障害が出ていない部分も否定されたように感じるのだそうです。
以前、NLPの前提の1つである、
「いつでも人は現在可能な最善を尽くしている」
のことを紹介したことがあります。
認知症が出た人でも、やはりその人なりに最善を尽くしているのですね。
認知症への対応が書かれたパンフレットには、認知症のお年寄りを現実の世界に対応させるのではなく、我々がお年寄りの持っている世界を理解し、その世界に合わせることが大切である、と書かれていました。
コミュニケーションの第1歩である、
「相手の世界を理解し、敬意を示す」
ということは、私たちを取り巻く全ての状況に必要なことなのですね。