省エネ法(正式名称:エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づく告示の中に、「工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」という私たちから見れば長ったらしい名前のものがあります。
これは、工場やビルで省エネを進めるためにやるべきことを挙げ、それらの管理標準を作りなさい、と言っているのです。
しかしこれに対しては、工場やビルで実際に省エネを推進している方たちからはいささか異論が出ています。
それは、
省エネ活動のようなところまで法律が入り込む必要があるのか。
箸の上げ下ろしようなところまで言われることはない。
というようなご意見です。
確かにそのような点もあることは事実ですし、そこまで求めるのは現実的ではないのではないかと思う項目もあります。
しかし件の告示(判断基準)は、工場やビルにおける工程や設備機器の省エネのポイントを提示しているのであり、それを実行すれば省エネ推進に有効であることは間違いありません。
ですので、まずはこの判断基準に準拠した管理標準なり、運転マニュアルなりを作成し、その後独自の管理方法へと発展させるのが良いのではないでしょうか。
まさにこの判断基準は、「守破離」の「守」の部分なのだ、と私は思っています。