あともう1歩で完成というところまで来てほっとしてしまうのか、最後の念押しや緻密さを欠くなどして不具合を生じさせてしまうことを、「詰めが甘い」などといいますね。
「百里を行く者は九十を半ばとす」
ということわざで言われるように、最後まで気を抜かず完成させなければいけません。
このことわざと同じことが徒然草の中の「高名の木登り」というお話ですね。
このお話は高校の古文の教科書に取り上げられていますので、覚えておられる方も多いと思います。
お話は、
木登りの名人が、人に指図して高い木に登らせて枝を切らせたとき、高い所で作業しているときは何も言わず、家の軒の高さくらいまで降りてきたときに、「気をつけろよ」と声をかけます。
その理由を聞かれると、「誰でも高いところにいるうちは注意しているけれども、もう大丈夫と思ったときに失敗するものなんです」と答えました。
というという内容です。
何事も、本当に完成したという段階まで、気を抜かずに終わらせなければなりません。
特に苦しい状況を乗り越えて来た場合など、ゴールが見えるところまで来らたほっとしてしまうのではないでしょうか。
「あと1歩のところまで来ていたのに、残念!」などという事だけにはならないように、最後の詰めをしっかりしましょう。