遊本館児童文学サークル日記 兼 管理人のライブ鑑賞報告 -35ページ目

遊本館児童文学サークル日記 兼 管理人のライブ鑑賞報告

静岡市用宗にある児童書専門の図書館「遊本館」を活動拠点としている児童文学の創作グループです。私たちといっしょに子どもの本の創作をしませんか。子どもの読書指導活動も始めました。

「麗 花萌ゆる8人の皇子たち」

って邦題、誰が考えて、どうして販売会議で通ったんでしょうかね。
なんというか、ダサいというか、変な邦題です。


イ・ジュンギが高麗王朝の4代目の王様「光宗」なる役で主演しています。

イ・ジュンギも申し分なくかっこいいし、王室の勢力争いもさもありなん、と説得力のある描写なんですけど。

ヒロインが、とにかくモテモテで・・・その辺が少女マンガ。

ヒロインの女の子も、ラブコメっぽい場面ではぴったりなんですが、重い史劇の部分では迫力不足は否めず。


美味しいステーキと、美味しいデザートをちょっと小さめのお皿に無理から盛り付けちゃった、みたいな感じのドラマでした。

見て、損した気分にはならないが、別に人にお勧めする気もしないかな。


歴史の史実、これも研究で新しいことが判ってくると、定説が塗り替えられて「がっかり」みたいな事もありますけど、事実の裏付けがあると、作り事のドラマにも重みが出る。出るけれど、荒唐無稽なエンターテインメントは当然制約されますね。

その辺のさじ加減で失敗したドラマかな?イ・ジュンギ鑑賞用には最高ですけどね。


最終回で、キレイな玉の骨壺を(中に誰かの遺骨入り・・・ネタバレするから)、イ・ジュンギ扮する王様がやって来て、骨壺抱きしめて泣きわめくシーンがあるのですが、普通の役者だったら「思わず笑ってしまう」かもしれません。イ・ジュンギなので涙が流れる場面になっていて役者の力量を感じました。でもね・・・

我が家の娘が、そこの物まねが上手くて、「×やーーー×やーーー」(× は登場人物の名前)といいながら完コピしてくれます。なので、涙涙のシーンが、やっぱり大爆笑場面となってしまっています。


イ・ジュンギが、親の愛に飢えて育ち、その結果、根は善良なところがあるのに、最終的には孤独で過酷な専制君主になっていく若者を上手く演じていると思いました。

重厚な人間ドラマにしかならない素材の中に無理矢理ラブコメ要素を突っ込んで、結局、変な味の作品になっちゃったかな。ヒロインの女優さんがアイドル女優ではなくて、もっと力のある女優さんだったらまたドラマの出来は大幅に違ったと思います。

二兎を追うもの、一兎をも得ず  だな。