(MOROHAというグループを全く知らない方は下にある文章を読まずに、「MOROHA - 革命 / THE FIRST TAKE」をYouTubeで見てほしい。こんなしょうもない文章で初めて聞くときのあのインパクトを損なってほしくない。是非。)
YouTubeの趣味のジャンルをゴロゴロと見漁っていた折、あ、イケメンが出た、と思わせる人が登場した。
UKという名前のギタリストらしいその人は、セクシーな涙ボクロに余裕ありげな飄々とした表情でグッと私を魅了した。アイドル系統ではないミステリアスなその外見は、同性愛者でもない私にも、こんな顔になりてぇなと思わせる顔である。
颯爽とギターを持ち上げた彼に奏でられた旋律を聞くと直ちに、この人の魅力は顔ではない、と確信した。
MOROHAというグループで活動しているアーティストらしい。
そのままYouTubeで調べると出てくるThe First Takeの「革命」と題された動画を再生する。
件のイケメンと、石のような見た目のもう一人が登壇した。マイクの前に立つ彼はどうやら
ボーカルらしい、そんな中ギターを手にしたUKは胡坐をかくと、淡々と準備をし始めた。その様子をかろうじて視界に収めるような立ち方でボーカルの彼はじっとしている。どうやらグループと書いたが、デュオらしい。
どんな音楽をするのだろう、とワクワクしていると、UKはチラとボーカルの顔を見て、それを合図だと受け取った彼はマイクの前に立ちなおした。先ほど聞いた感動的な旋律をギターが奏で始め、少し悲しそうにも見える表情でボーカルは「乾杯」と言い出した。
なるほど、語りが入るのか。
すでに私はこの二人に興味津々だった。
語りは進んでいく。情景が浮かぶような語りだ。
いや、語りではない。
ここから歌が始まる、というところで始まったのは、旋律に乗せた語りの嵐である。
語りではなく、音楽だ。これが彼らの音楽なのだ。今まで聞いてきた音楽の中にない、まったく新鮮なジャンルだ。
そしてそんなことはこの人らを知っている人であれば誰もが同意するだろう。
この時点で私の頭にはUKの美貌なんて一ミリも残っちゃいなかった。
額の淵に太い血管を浮かばせながら熱く語るように詠う石のような男に釘付けだ。
涙が出る
彼らが発する心にしみるような演奏と、心をえぐるような言葉に私は打ちのめされた。
涙が出る歌詞に涙がでた。それだけのことだが、そんなことはほとんどなかった。
自分がちょっと弱っていたのかもしれない
DJ AfroとUKはかつてないほどに心を揺さぶってくれた。しかし彼らと彼らの曲が直接何かを変えてくれることはない。
何か自分で動こう、動かなきゃと思わせる出来事はそんなに起きない。
すっかり2人のファンになってしまった。是非今まで私のようにMOROHAに出会ってこなかった人がこのブログを見ていたら是非2人の音楽を聴いて揺さぶられてほしい。揺さぶられなかったらそれはそれでいいことなのかもしれないしね。
(そもそもこのブログを見ている人が少ないのでそれだけで奇跡だ)
余談だが、とある女性にMOROHAおすすめ 涙が出た とメッセージを送ったら、その人はMOROHAを知っていて「MOROHAで泣くタイプの人だ笑」と返ってきた。なんかちょっとムッとしたけどまあそれもいいね。