Moi, se dit  le petit prince, si J'avais cinquante-trois minutes à dépenser, je marcherais tout doucement vers une fontaine.

「僕なら、もし余分に使える53分があったら、泉の方へゆっくり歩いていくのにな」と王子様は思った。(第二十三章)


N à inf = infするためのN
cinquante-trois minutes à dépenser「余分に使うことの出来る53分」

Moi=Petit prince
se dit(se dire)=再帰代名動詞で使うと「思った」と言う意味になる
si +半過去=もしSVだったならば。
marcherais(まるしゅれ) = marcherの条件法現在
doucement  = ゆっくりと
douce=甘い、やわらかな
tout = 強調。
副詞(この場合のdoucement)の前に置かれる形容詞(この場合のtout)は、基本的に強調の意味を持つ

今回のテーマは時間を節約する薬について。
時間は人間にとって宝だと昔から言われている。人間は原始時代からの本能で、短期的の満足を求めるようにプログラミングされている。
が短期的に物事をすまそうとばかりすればバランスを崩す。休みを入れながら充実しながら進めなければ長期戦にたえられない。


条件法

法(mode)とは?

le mode=気持ち、雰囲気、空気、la mode女性形になると流行という意味になる。
英語で言うところのmood.


⇒語り手の分に対する気持ち、直接法、条件法、接続法、命令法がある。
直接法は「事実」、条件法は「非事実」、接続法は「思考」


条件法現在不定法+半過去の語尾(avoirの半過去語尾)【未来形を半過去にしたもの】
    *過去の世界に入って未来を語る

条件法過去
avoir/êtreの条件法現在+過去分詞

*英語とは違う:英語は現在を家庭法過去、過去を家庭法過去完了で示す。
*未来形と同じく、特殊語幹に注意(être→ se, avoir→au, faire→ fe, aller → i)


条件法の意味

1)過去の未来(時制の一致)単純に過去の話。⇒過去における未来

2)現在/過去の非現実(条件法現在と条件法過去の非現実)⇒過去が違った場合の空想

3)他人の意見⇒責任を持てない他者の意見

*2)3)は話者は文の内容と距離をとる。事実の否定・推測が含まれる


条件法現在の形

donner
一人称(単)donnerais(どぬれ)(複)donnerions(どぬりよん)
二人称(単)donnerais(どぬれ)(複)donneriez(どぬりえ)
三人称(単)donnerait(どぬれ)(複)donneraient(どぬれ)

être
一人称(単)serais(すれ)(複)serions(すりよん)
二人称(単)serais(すれ)(複)seriez(すりえ)
三人称(単)serait(すれ)(複)seraient(すれ)

avoir
一人称(単)aurais(おれ)(複)aurions(おりよん)
二人称(単)aurais(おれ)(複)auriez(おりえ)
三人称(単)aurait(おれ)(複)auraient(おれ)




条件法現在の用法

現在の非現実←事実ではないという否定の判断を含む


1)仮定
si+A(半過去), B(条件法現在))「AならBだろう」(si 節無しのこともある。)
半過去を用いているのは条件法現在はある意味半過去だから。

Si j'étais riche, J'achèterais(あしゅとぅれ) l'ordinateur. 「お金持ちなら、このPCを買うのに」
*買えないという非現実な気持ちを読む


2)語調緩和→「できないことかもしれません」と言う判断が含まれる、丁寧になる。

Je voudrais vous demander un service.
「あなたにお願いがあるのですが」
service=お願い


他人の意見(〇〇によれば(←文脈に書いてある場合と無い場合がある)、△△らしい(条件法)

L'homme serait meilleur que l'animal. 
「人間より動物の方がいいらしい」(○○によれば、が無い場合)


過去の未来←時制の一致や過去の回想シーンで使われる

Il m'a dit qu'il partirait(ぱるてぃれ) ce soir.「彼は今夜には出発すると言いました」
*過去の話だけど、その時点で「今夜」は未来のこと

条件法過去の用法

・過去の非現実←事実ではないという否定の判断を含む


1)仮定
 
si+A(大過去), B(条件法過去)「AならBしただろう」(si 節なしのこともある)

条件法現在+過去分詞=条件法過去、だから
*半過去+過去分詞=大過去、の形にして合わせようとする配慮がある。

Si j'avais(←半過去) été(←過去分詞) riche, j'aurais(←半過去) acheté
(←過去分詞) l'ordinateur. 
「お金持ちだったら、このPCを買ったのに」
*買えなかったという気持ちを読む


2)過去の事への後悔

J'aurais partir plus tôt.「もっと早く出るべきだった」

dû=devoir「~すべきだった」の過去分詞

●他人の意見(〇〇によれば(←文脈に出ないこともある)、△△らしい(条件法)

Le Président aurait démissionné「大統領は辞任したらしい」
*誰かの意見ですよ、と言うことを強調したいとき。
注)過去の非現実、と他人の意見、は全く違うことと認識すること!!

●過去の未来完了←時制の一致や過去の回想シーンで使われる

Il m'a dit qu'il serait parti ce soir.「彼は今晩までに出発すると言いました」
*過去にやっていればこうなるだろう。ということ(前未来的)

往来発着のpartirが使われているので、êtreが使われる。


今日の宿題!
1、条件法の現在、donner,être,avoirが全部書けるようになること!!余裕があったらfaire,allerも。
2、条件法現在、条件法過去の用法を言えるように!

うっわ~怒濤の詰め込み!!な気分です。
私は時制のところでつまづいていますので、具体的な説明は全く出来なかったのですが、
フランス語は時制の表現が細かくできる、みたいよ~、って事は認識してました。
細かい。ヒジョーに細かい。憶えられませんが、今回の宿題だけはがっちり憶えますよ!!



Ils poursuivent les premiers voyageurs? demanda le petit prince.

「最初の旅行者たちを追いかけているのかな?」と王子様は聞いた。

何も追いかけてないよ。みんな車中で眠っているんだ。さもなければあくびをしている。
子供たちだけが窓ガラスに鼻を押し付けて、外を見ている。(第二十二章)

poursuivent(ぷぅすぃーゔ)=poursuivre(追いかける)の三人称単数形
demanda(どぅまんだ):a型活用=demander「問い訪ねる」の単純過去形の三人称単数形。
主語はle petit prince。
〈〇〇は「~」と言った〉と言う表現では、上のように倒置される。

鉄道屋の仕事をしている大人に王子様が質問している章。
次々と旅立つ旅行者は何を追いかけているのか?と聞いている。
何も追いかけてないさ。人は自分のいるところには決して満足しない。
だが旅の果てに何を探しているのかを知らない。
旅=人生と言う比喩。人生を生きることは列車に乗っているようなもの。
大人たちは、ほとんど眠っている状態で動いているだけ。
何かを知っていると思い込み、目を閉じて、あくびをしている。
脳の新たなものへの吸収度合いが低くなる。
「子供たちだけが何を求めるかを知っている」
才能を広げることを目指すには眠っていてはいけない。

大人になると生存競争にさらされる危険性が高くなる。
だから脳が今までの知識を駆使して危険を回避する回路が出来、保守的になる。
そこに意識して、進化する脳にして好奇心を育てなければ進歩は無い。



現在と未来の表現①


私は毎朝六時に起きる(習慣)
=Je me lève chaque jour à six heures.( 再帰代名詞)

グラスが落ちるよ!(近未来)
=Le verre tombé!

今晩電話します(未来の予言、予定)
=Je vous téléphonerai ce soir.

明日は晴れでしょう(未来の予報)
=Il fera (ふら)beau demain


現在と未来の表現②


彼はついたばかりだ(近接過去)
=Il vient d'arriver.

明日、君の家に寄ります(意思を伝える:近接未来)
=Je vais passer chez toi demain.

彼らは車で出かけるところだ(近接未来)
=Ils vont sortir en voiture.

私達は一時間後には出かけています(前未来)
=Nous serons(すろん) sortis dans une heure.
*一時間後、という未来があって、その前には出かけている。
*往来発着の動詞êtreを使う
*sortisのsはNousと性数一致しているから。


過去の表現①

昨日、空は晴れていた
=Le ciel était clair hier.(半過去:過去のその時点に入り込んで語っている)

彼は正午にレストランで昼食をとっていた(半過去)
=Il déjeunait au restaurant à midi.

彼は正午にレストランで昼食をとった(単純過去:終わったものとして外から見て語っている)
=Il déjeunaa型:でじゅな)au restaurant à midi.

彼女はポールと出て行った(単純過去)
=Elle sortit (i型:そるてぃ)avec Paul.

過去の表現②
彼は正午にレストランで昼食をとっている(複合過去:動作が完了している)
=Il a déjeuné au restaurant à midi.

彼女はポールとでていってしまった(複合過去)
=Elle est sortie avec Paul.
*往来発着動詞、性数一致のeが付く


彼女はポールと出て行ってしまっていた(大過去:半過去と過去分詞⇒過去の世界に入り込んでその中で動作が完了していることを表現)
=Elle était sorti avec Paul.
*回想シーンのように表現


彼は正午にはレストランで昼食をすませていた(前過去:現在の時系列から過去のことを表現)
=Il eut(いゅ) déjeuné au restaurant à midi.
eut=avoirの単純過去形
*口語で使うことはまれ。

On ne voit bien qu'avec le cœur.

「人は心でしか見ることができない」

C'est le temps que tu a perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante.

「薔薇をかけがえの無いものにしたのは、きみが薔薇の為に費やした時間なんだ」


ne …que「…しかない」
↑日本語で言うと「人は心でだけ見ることができる」ともなり肯定文ともいえる。

voit=voirの三人称単数現在の活用形←普遍の真理

C'est le temps que tu a perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante.
que=関係代名詞の目的格のque.
tu a perdu =複合過去形。

le tempsをC'est…quiの強調構文で強調。
fait=作る、した
si=強調。こんなにも

ひとが真の意味で見ることが出来るのは、心が意識して志向を向けたものだけである。
通常は見ている、と思っても実は見えていないことが多い。

人間関係も自分の才能も、費やした費やした時間が価値を決める。
時間を費やさずに手に入れられるものは、たいしたことはない。
何事も、短絡的に手に入れたものには有り難み、価値はないのですね。

過去時制

単純時制⇒ある時点と関係がない。活用によって表す
複合時制⇒ある時点と関係がある。過去分詞をつかって複合的に時制をつくる


単純時制:半過去(imparfait),単純過去

半過去:過去の未完了のことを今と関係のないものとして捉える。
*imparfait=完璧ではない。半ば過去、未完了過去、ということ。
 まだ終わっていないことを語る場合に使う

●話し手が、過去の完了していない行為の最中に入って物語る(描写の過去とも呼ばれる)

à Léon Werth quand il était petit garçon.「子供だったの頃のレオン・ウェルトへ」
(語り手がレオン・ウェルトが子供である時に入り込んで物語っている。子供だった頃は完了していない。現在のことは関係ない状態。)
*現在と切り離さないで考えるのが複合過去となる。



半過去の形(〈一人称複数の語幹〉+〈-ai , -i 〉+〈sst語尾〉)

半過去の活用語尾
一人称⇒(単)-ais「え」(複)-ions「いよん」
二人称⇒(単)-ais「え」(複)-iez「いえ」
三人称⇒(単)-ait「え」(複)-aient「え」

Donnerの半過去
一人称⇒(単)donnais「どね」(複)donnions「どによん」
二人称⇒(単)donnais「どね」(複)donniez「どにえ」
三人称⇒(単)donnait「どね」(複)donnaient「どね」



単純過去
過去の完了したことを現在と関係のないものとして捉える。
*終わったことを語るときに使う。典型的な使用は歴史書。

Il mourut en 1943.「彼は1943年に無くなった」

単純過去の形(er→a型, ir,re→i型, oir,avoir,être→u型

a型
一人称⇒(単)-ai(複)-âmes
二人称⇒(単)-as(複)-âtes
三人称⇒(単)-a (複)-èrent
*単数はavoirの現在形の活用と同じ!

i型
一人称⇒(単)-is(複)-îmes
二人称⇒(単)-is(複)-îtes
三人称⇒(単)-it(複)-irent

u型
一人称⇒(単)-us(複)-ûmes
二人称⇒(単)-us(複)-ûtes
三人称⇒(単)-ut(複)-urent

*この3つの活用は話すことはほとんどないので、形に反応できることが重要。


複合時制:複合過去、大過去、前過去


ある時点と関係がある時制。ある時点までに完了しているとが示される。

複合時制の形〈基準時のavoir/être]〉+過去分詞
*êtreは往来発着動詞(aller,venir,arriver,partir,mourir)の時使用。
**êtreの過去分詞は主語と性数が一致する(受動態と同じ)
êtreはイコールという意味合いなので。


複合過去
現在と関係avoir/êtreの現在形+過去分詞〉⇒「~した」

J'ai trouvé mon clef.「私は鍵を見つけた」
Il est sorti.「彼は外出した」
Elle est sortie.「彼女は外出した」
*sortirも往来発着動詞!



大過去
半過去と関係〈avoir/êtreの半過去+過去分詞〉⇒「(…の時に)~していた」

J'avais oublié mon portefeuille.「私は財布を忘れてしまっていた

しまっていたという半過去とその前の過去が関係しているところがポイント。



前過去
⇒単純過去と関係〈avoir/êtreの単純過去+過去分詞〉⇒「~していた」
*していたのだった、とも言えるが日本語に同じ時制はない。

Paul eut achevé(あしゅべー) son repas.「ポールは夕食を済ませていた」
*過去の一時点とその前の事柄を今、説明している。


*関係性から分類されているので、どちらが古い事柄か、と言うことではない。
*単純過去は複合過去と意味的に同じ系列(完了)で、活用も難しいため、現在は文章語として使われる。
 口語では半過去と複合過去で済まされることも多い


ぐはー!!理解するのがたいへんだったので、二日に分けてビデオを見ました。
でもコンパクトにまとめられていたので、今の私には、導入編としてかなり頭の整理が出来た気がします。
でもまだ日本語の訳に絡めて理解しようとしてしまう…でもそうするとますます解らなくなるんですね。
だって日本語に無い時制だもんね…
次の授業までにすること
すべて理解せずとも、この表現はどの時制かを読み取るために、
半過去の活用形、単純過去の活用形を憶える、複合過去、大過去、前過去の用法の理解!