「le petit prince」の献辞より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レオン・ヴェルトに

子供たち(les enfants)に許してほしいことがある。
それは、この本(le livre)をある一人の大人(une grande personne)に捧げたということだ。
これにはまじめなわけがある。なにより彼は爆の世界一の友人だということだ。
別の理由もある。彼は子供むけの本であっても。きちんと理解できる人だということだ。そして、
第三番目の理由として、彼はフランス(la france)に住んでいて、
飢えて寒い思いをしている(avoir froid)。彼にはどうしても慰めが必要なんだ。
でも、これらの理由を全部合わせても、十分でないかもしれない。そこで、僕は、
かつて彼がそうだった、子供の頃の彼にこの本を捧げようと思う。
全ての大人はみな子供だった(des enfants)(ほとんどだれもそれを覚えていないんだけど)。
だから、献辞をこう書き変えよう。

子供だったころのレオン・ヴェルトに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サン=テグジュペリが「LE PETIT PRINCE」を書いた時代は第二次世界大戦のさなかであった。
その頃のヨーロッパでは、ナチによるホロコーストにより、ユダヤ人排除の動きが盛んであった。
20万人ものユダヤ人がナチによって虐殺されるという悲惨な時代であった。
レオン・ヴェルト なる人物は名前の特徴から解るようにユダヤ人の大人である。
この頃、サン=テグジュペリは亡命中のアメリカでこの惨事を聞く。
遥か離れた地で祖国で起きている事態を憂いこの物語を書いたのである。
短い献辞ではあるが、彼の心の悲しみが私達の心にも伝わって来る。



冠詞の役割


→相手に具体的な「モノ」としてイメージしてもらう役割がある
 ex) ●J'ai un froid→私は冷たい「モノ」を持つ=冷たい「何か」
● J'ai froid→寒い=抽象的な事象

冠詞の種類

まず2つに分けられる
相手が知っている→定冠詞 / 知らない→不定冠詞、部分冠詞

2つに分けられたもののうち
数えられる→定冠詞、不定冠詞 / 数えられない→部分冠詞







定冠詞











男性単数女性単数複数形(男女問わず)
lelales

相手との間で一つ定められるものの前におく

ex)
le livre de paul 「ポールの本」
la lune 「月」(語尾が母音),
le soleil 「太陽」(語尾が子音)一つしか無いもの
la France(語尾が母音),
le Japon(語尾が子音),
les enfants(知っている、特定の子供たち)







不定冠詞











男性単数女性単数複数形(男女問わず)
ununedes


相手と自分で違う(=不定の)ものを想像するものの前におく

ex)
un livre(語尾が子音だが例外で男性単数),
un gqrçon(語尾が子音),
une fille(語尾が母音)
une grqnde personne, des enfants








部分冠詞











男性単数女性単数複数形
dude laなし

※数えられないものに付くのが部分冠詞なので複数形は無い

決まった形を持たない(抽象的な)ものの全体の部分を示す冠詞

ex)
du bon venin(
良い毒),
Ils ont de la chance,
du vin(ワイン「全体」),
le vinそのワイン),
un vinある種のワイン),