チェコ人若手デザイナーの作る文房具papeloteのユーモアと魅力:東京チェドックザッカストア | 浅草のチェコ雑貨店CEDOKzakkastore(チェドックザッカストア)のブログ

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東京・浅草にあるチェコの絵本、チェコ雑貨のお店チェドックザッカストアのブログです。

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現在ギャラリースペースで開催中のpapeloteについて、今日はちょっと詳しくご紹介します!
papelote(パペロテ)は、3年ほど前にチェコの若手デザイナーたちが作った文房具ブランド。チェコの伝統的な文房具の良さをいかしつつ、新しいデザインに挑戦しています。
上写真は「klasika」という名前のノート。共産主義だったチェコではノートのデザインはとてもシンプルで、表紙はたいてい名前や科目、学校名を記載する欄があるのみの無地、そして背はホチキスで留められていました。
このklasikaは、完全に無地の表紙&ホチキス留めで作られていて、かつてのチェコの伝統的なノートと基本的には同じ作りです。でも表紙の色がとてもカラフルに、そして角が少し丸くカットされているだけで、とてもスタイリッシュに見えます。

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パペロテのノートの中身は5種類あります。方眼、ドット、5ミリ罫線、7ミリ罫線、無地です。
チェコのかつてのノートには管理番号が割り振られていて、例えば「711」という番号のものは「A5サイズで中は方眼、20ページ」というような感じでした。表紙がどんな柄で何色とか関係なく、その仕様で管理されていました。
そういったところからヒントを得ているのか、パペロテのノートは表紙の色と中身がリンクしています。

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こちらは厚みのある製本綴じのノート「colorado」。黄色は無地、赤はドット、緑は方眼、青は7ミリ罫線、黒は5ミリ罫線です。はじめにご紹介したklasikaもこのルールは同じ。

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こちらは「envelopa」というシリーズ。もちろん赤の中身はドット、緑の中は方眼、、となっています。でもこのシリーズ、表紙のラベルは色も大きさも貼ってある場所もいろいろ。日本なら表紙が一番大事で、表紙の柄はきっちり統一して作ると思うのですが、パペロテのノートは表紙がランダムで中の仕様はきっちり。こういう伝統に対する皮肉っぽいユーモア、チェコ人っぽい!

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ちなみに「envelopa」は、その名のとおり封筒が表紙になっています。開いたところにちょっと物を入れることもできますよ☆なんて素敵な発想!

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こちらは「lineal」という名前のノート。表紙に定規を印刷しちゃうなんて!!これで定規を持ち歩く手間が省けます。
そういえば昔のチェコの文房具、鉛筆に定規のメモリはもちろん、掛け算や割り算、動詞の活用が印刷されているのがあったっけ。。定規に九九が印刷されているのもあったなぁ。そういうこと?

「papelote exhibition 2013」は、東京馬喰町のチェドックザッカストアにて今週末2月17日(日)まで開催しています。この機会に是非チェコの新しい文房具をご覧くださいませ!

チェドックザッカストアは、東京・馬喰町のアガタ竹澤ビル4階にあります。
お店の地図や最寄り駅からの行き方はこちら☆

※営業時間は12時から19時です。
※2013年2月の定休日は4日(月)、18日(月)、3月の定休日は4日(月)、25日(月)です。
※当ブログで紹介している商品に関する取り置きはいたしかねます。