キョーコを膝に乗せ抱きしめながら話をする


「キョーコは将来的にピアノでやって行きたかったの?」


「いえ 大学決めた時は尚ちゃんのお嫁さんって決められてて
高校卒業と同時に結婚って。。

私ピアノだけだったです 自分で決めて始めたものが
なので結婚延期したくて反発で学校に」


「そっかぁ まぁ その尚ってやつは今は関係ないけど
どうしても音楽大学でピアノやりたいの?」


「ん。。そういうの考えてなかったです。。
逃げ道的に大学選んだとこもあるし
でもせっかくあんな高価なピアノ買ってもらったし。。」


「ん~ 趣味でも良いんじゃない?
どうしても学びたいって言うなら行けば良いと思うけど」


「でも それじゃピアノが勿体無いですよ」


「まぁキョーコはこれ以上に上手くなるとは思うけどさ
大学で4年学びました で プロになりたいの?」


「ピアノ買ったから4年大学行って
そしたら次はプロになるそういう事になるじゃないの?」


「ですよね。。」


「俺の奥さんになるだけで良いんだけど
でもどうしてもキョーコが何かをしたいなら

他にも考えてみると良いかもよ?」


「キョーコ 他に何が出来るんだっけ?」


「ん。。 お茶 お花 手芸などです
どれも手が動かないと。。ですけど」


「凄いね まさに日本でいう大和なでしこですね」と微笑む


「ね 俺の奥さんだけじゃダメなの?」

と首筋にkissをし顔を向かせ唇にkissをし
いつもの3種類を交互に長いkissをする


「だって 久遠が居ない間 寂しくて死んじゃうかもよ?」
と寂しげな目で言う


「じゃ 俺医者辞めてデイトレーダーする!」


「久遠はお医者さんやったほうが良いですよ?
それで私出会ったんだし。。」


「あっ でも女性の患者と出来ちゃうかもしれないですね。。」


「嫉妬? キョーコ嫉妬するの?
ていうかキョーコ以外なんてまず無いから平気だけど」


「しますよ 普通じゃないですか?」と笑う


「ん。。 あっ 久遠PC貸して貰えます?」


「うん こっち持ってくる?」


「あ いえ 行きます どちらに?」


「書斎に置いてあるから こっち」


何故か久遠が椅子に座りその上にキョーコを乗せる
で抱きしめている


「久遠。。 何でいつも膝の上?なの?」と笑うと


「今日はあまり触ってないから」


そこにチャイムが鳴った

久遠ががっかりしたように肩を落とし

「行ってきます・・・」


「久遠!」

唇にkissをすると喜んで久遠はインターフォンを取りに行った


案外と甘えん坊なのよね可愛い と笑う

さて どうやって何を探すかな。。

自分が出来る事。。料理はそこそこ出来ると思うけど
栄養士?料理家? それも悪くないかも。。


アメリカだと登録栄養士ってあるんだ
これ難しいそう。。しかも年月がかかるし5年に1回学会?って。。


それなら栄養士でも取って料理家にでもなろうかな?
日本食って向こう人気あるし

せっかくピアノ買ってもらって申し訳ないけど
趣味でも良いって言ってくれたし そうしようかな。。
プロなんて考えた事無かったし


「キョーコ ご飯来たよ」


「あっ はーい これ消したいですが」


「うん」

と言って久遠がPCをいじり電源を落とした


「何か見つかった?」


「うん 音楽以外ですけど」と苦笑いをする


「無理に音楽に拘らなくて良いよ」
と言ってキョーコを抱き上げリビングに連れて行く


夕食を食べながら


「久遠 本当に私と結婚するの?」


「!!!・・・キョーコは嫌なの?」


「そうじゃないの 久遠が本気なのか知りたいだけ。。」


キョーコの隣に来ると
「あれだけ言っても君は信じてくれないの?」


「えっと 何がしたいかって言うか。。 今見て考えてたでしょ?
それでね 久遠が本当に本当ならそれにしようかなって
考えたのがあったから」


「俺が関係してるってこと?」


「まぁ 少なからずそんなとこかな。。」


「何を選んだの?教えてくれないの?」


「まだ出来るか分からないけど 栄養士になろうかなって。。
ただ 栄養士って2種類あって1つは難しいし」


「登録栄養士のこと?」


「やっぱりお医者さんだから知ってるんだね」


「うん あれインターンみたいのするから何年もかかるし
それに州で登録しないといけないし

医者になるのと変わらない位大変だよ」


「うん。。 それすると家にあまり居れなくなりそうだし
それは諦めたんだけど 栄養士どうかな?」


「料理好きだって言ってたし 良いんじゃない?
それで働くつもりなの?」


「栄養士って肩書きじゃなくて 料理家になろうかな?って」



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日本と違って栄養士の免許って大変らしいです

特に登録栄養士(RD)!

取得には4年大学or院 900時間のインターンなど。。

で5年毎に単位取得と更新


ホント医者になるのと変わらないのかも?(>_<)






「ほんとですね アップライト先に弾くとグランドは難しいです。。
しかも音が足りないの分かりました」


「本当はその曲だとスタインウェイのが合うと思いますけどね
どうですか?」 


「久遠 どうしよう。。」


「まぁ 2人でゆっくり考えてみてください

私はあちらに居るので」

と言って店員が気を利かせ行ってしまった


「何を悩んでるの?」


「やっぱりグランドのが良いとは思うけど 値段
あと メーカーで悩んでる。。」


「俺はピアノ詳しくないけど

音が足りないって曲としてそれで良いの?
完璧なメロディーを弾くならグランドで決定じゃない?」


「メーカーはどう悩んでるの?」


「スタインウェイはある意味オールマイティなんですよ
でも広いところだからこそな感じはするし。。
ベーゼンドルファーは低音が良いっていうか。。」


「キョーコが弾く曲はどっちに当てはまるの?」


「スタインウェイかもしれないですけど
でも家では勿体無いかなとか。。」


「じゃ 今日はベーゼンドルファーにしたら?
アメリカに行ったらスタインウェイを買おうよ本場なんだし」


「ぇ? ベーゼンドルファーは?」


「2台持ってるのってダメなの?」


「そんな。。こんな高級ピアノ2台とか ありえない。。
しかも場所とるんですよ?」


「そんなのは大丈夫だよ 想定してるし
ちなみに俺 今の車で3代目だけど?」と笑う


「よしそれで決まりね さ どのグランドにする?
店員さん待たせると可哀そうだよ?」


「え!? 黒と木目どっちが良いかな。。」
急がされた気がしてキョーコが焦る


「ちなみに部屋の壁 白だから」と耳元で囁く


「え!? 白? じゃ黒で。。」


「うん」と久遠が笑う


店員を呼んで黒のベーゼンドルファーのグランドを頼んだ


「支払いは?」


「あぁ これで」


久遠の年齢の若さで黒のカードが出てきてびっくりする


「1日でも早く届けて欲しいんですが 可能ですか?」


「あぁ はい すぐにもう一度中を検査し最短で3日には届きます
えっと住所は。。」


「あぁ この住所にお願いできますか?
僕しゃべれるんですけど 書くのは苦手で」


「あぁ 日本語が上手なのと黒髪なんで分からなかったですけど
海外の方なんですね」とカードの名前を見ていう


「そうなんですよ よろしくお願いします」


「いえ こちらこそ ありがとうございます」と笑う


「最上さん アメリカに行く前に一度聞かせて欲しいです」


「それまでに治るよう頑張ります」と微笑む


「それでは」と言って店を出た


車のドアーを開けキョーコを乗せて
久遠が運転席に座る


「さて どこにおくかなぁ あの窓際にでもしようかな」


「はぁ。。 まさかのピアノ購入。。」


「何で喜んでくれないの?」


「いえ嬉しいですけど 高すぎで。。」


「そう?何か思ったより安く感じたけど そういえばさ
さっき聞いたけど年間に250台しか作られないんだって」


「道理であまり見ないはずですね」


「しかし。。  何かこれじゃお金目当てで来てる
女性と変わらないじゃないですか。。」


「それは違うじゃん
だってキョーコから買ってって一度も言われた事がないし
しかも買うと不機嫌になるって どうなの?」と笑う


「あとお金は使えば減るけど
俺の場合はまた復活するから大丈夫」


「なんですか。。それ」


「見えないとこでお金が動いてるってこと」


「それにキョーコがそんなに機嫌悪くならなければ
今の2,3倍は使ってるよ」


「これだからセレブは嫌」とふてくされる


「嫌って言われてもね~ 奥さんになるんだから慣れてくれないと」

信号待ちで止まった隙にキョーコにkissをする


「何でお医者さんやってるんですか?」


「ん~ 父親がそうだった影響かな
まぁ 辞めても良いんだけどね 他に資格持ってるし」


「ぇ?」


「あぁ アメリカは年間に何人か若い年齢で大学行けるでしょ
その1人なんだ だからその時に他の学部専攻してたからさ」


「何やってたんですか?」


「経済学部」


「あぁ。。 納得」


「キョーコさ こっちの大学決まってたよね?」


「あ はい」


「どうする?

考えたけどこっち卒業するまでこっちに居る?
それなら俺もこっちに居るけど」


そう それが悩みだった。。
このまま弾けないままで大学には行けないし。。


「私 今のままじゃ大学行けないんですよ。。」


「なんで?」


「音楽の学校なんで 弾けないんじゃ。。」


「そっかぁ・・ ね アメリカの大学は?」


「ぇ?」


「アメリカなら 行くのは1年は先だし」


「アメリカ。。 考えてもみなかったです」


家についてその話をすることに



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アメリカでは若年で大学入学ってありますが

たしか年間で150人だったかな?が出来るんですよね。。凄い


ちなみにレディガガもその中の1人です







「ここは3大ピアノ専門店なので
必ず気に入ったのがあるかもしれないですよ」


「ありがとうございます」


「キョーコ ちょっと他行ってみない?」


「ぇ? あ はい」


「あの ありがとうございました」と店員に頭を下げると

にこやかに笑ってくれた


早速車に乗ると

「良い店員だったなぁ」


「キョーコにはやっぱり良いピアノが良いね」


「でも片手しか弾けないし」と笑う


「大丈夫 絶対近いうちに弾けるから」


と言ってkissをしナビに住所を登録し一応電話をかけた


「OK まだ時間に余裕あるし 良かった・・ 急ごうか」


こうして3大ピアノ専門店に到着


「ぇ!? こんな店あるんですね。。 夢のような場所です。。」


「折角だし この3種類から選んで買おうよ
気に入ったんならアメリカに運べば良いし」


「ぇ!? 値段知ってて言ってます? とんでもなく高級なんですよ?」


「さっき値段見たから知ってるよ」と笑う


「ダメです! そんなのダメです!」


「ん~ 例えば車は俺しか運転をしないから俺の物で
ちなみにこの車2千万
でピアノはキョーコしか弾かないからキョーコの物」


「そんな。。 だって私 会ってまだ2ヶ月も経ってないで
そんなにしてもらうなんて。。
今までだっておかしな位買って貰ってるし」


「出会って2ヶ月目だとしても これからの一生は一緒なんだよ?
関係ないじゃんそれとも俺といつかは別れるつもりなの?」


ウウンと首を振り抱きつく

「無理。。 離れるなんて。。 怖い。。」


「俺も一緒だよ それに車なんて何年かで買い替えるけど
ピアノは?」


「ある意味一生物ですけど。。」


「だったら俺なんかと比べたら安いじゃん」と笑う


「久遠は私に甘すぎ。。」と言って抱きつく


「愛した人を甘やかしてどこがいけないのかなぁ
後悔する物より気に入った物の方が良いじゃん さっ 中入ろう」
と言って頭を撫でる


「ありがとう。。 久遠。。」


「うん まだ買ってないからお礼は早いけどね」と言って笑う


「凄い。。こんなにこのピアノを見るなんて初めてで圧倒される」


「黒だけじゃないんだね」


「いらっしゃいませ」


「お探しのメーカーとかあるんですか?」


「こんなにあると圧倒されて。。」


「年代物から様々ありますからね」と笑う


「ん? お客様の顔見たことがあるような。。
コンクールとかいくつか出てますよね?」


「はい 国内だけですけど。。」


「やっぱり! 昨年末は出られなかったですね

楽しみにしてたんですけどね」


「今年は入院してまして出れなかったので」と苦笑いする


「メーカーとか気になるのあります?」


「ついこの間までスタインウェイが憧れてたんですけど
先程ベーゼンドルファーを弾いてみたら良くて。。」


「スタインウェイはどこのホールでも使われてますから
触る事も多いかもしれませんが
ベーゼンドルファーは多くのピアニストが最終的に辿り着くと
言われてますが台数がそんなに多くないですからね」


「弾いてみますか?」 


「あ じゃスタインウェイ良いですか?」


そしてまた右手だけで弾く

久遠に店員が話しかける

「左手はどうなさったんですか?」


「今はちょっと」


「そうですかぁ しかしやっぱり上手いですね」


「えぇ」と久遠が喜ぶ


「ご家族? ん~それには若いですよね」


「あぁ 婚約者なんですよ」と堂々と言う


「そうなんですかぁ おめでとうございます」と微笑む


「近いうちにアメリカに行くんで彼女 購入に渋ってて」


「海外輸送だったら
購入してからでも言ってくれればうちでやりますよ?」


「ここにあるの全部海外からなのでそういうの得意ですよ」


「それは助かります」


「キョーコ アメリカに持っていけるよ こちらでやってくれるって
だからどれか決めてね」


「と 言われても悩むんです。。」


「えっと。。 あっ! 最上さんでしたね」


「名前 知ってたんですか!?」


「あなたの音が好きで何回か見てますから」と微笑む


「最上さんのピアノだとグランドですよね?」


「やっぱりアップライトはダメですか?」


「そうですね 音の出る数が違いますよ
例えばマゼッパとかをアップライトで練習してグランドで弾こうとすると
弾けないでしょうね」


「鍵盤の重さも違いますし」


「高難易度とかで どれか覚えてるのありますか?」


「えっと。。木枯らし弾けるかな。。」


「グランドとアップライトで引き比べてみてください
ちなみにこの2台はベーゼンドルファーです」


こうしてキョーコが試しに弾いてみる事に



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