「いくら貰った」


「500ドル」


「500万ドルの間違いじゃないのか?安すぎるだろう」
と男の頭を殴り


「じゃ 1000ドル払ってやる 今しようとしたこと
あの女でやってビデオ持って来い 持ってきたら払ってやる
時間は1時間後だ 分かったな」


久遠が部屋から出てきた


クーと支配人は戻って行き


「キョーコ・・」

久遠はキョーコを抱き上げ頭を摺り寄せ部屋に戻ることに

少し震えたキョーコが久遠の首に手を回す


「あんなとこ見せてごめんね・・・ 怖かった?」


「大丈夫。。 あれが昔の久遠なんでしょ?。。」


キョーコを抱きしめ
「うん それより体 どこか痛いとか無い? 大丈夫?」


「うん。。」


「私。。 何をされそうだったの?」


「あの女の指示で 3人の男にやられそうだった
しかもビデオまで撮ろうとしてた」


「そう。。」


久遠が悔しさで手を握りこぶしを作り
今にも強く握った手の平から
爪が刺さって血が出るんではと思うほど強く握っていた


その手にキョーコが手を乗せ包みこみ持ち上げkissをすると


「久遠 ダメだよ 久遠のこの手はこれから人を助ける為に
使うものなんだから 自ら傷をつけちゃダメ」
と優しく言う


言われてキョーコの目を見て ゆっくりと手を上げ頬を撫で

「うん そうだね ごめん」


優しい目を取り戻した久遠がキョーコを見つめる

キョーコが久遠のおでこと口にkissをした


「俺もして良い?」

キョーコがウンと頷く


口にゆっくりとkissをすると甘噛みを何度もし
舌も何度も絡ませた


「おかえり 久遠」


「うん」久遠が微笑む


「久遠 お父さんにちゃんと連絡してあげてね
心配してると思うから」


「そうだね」


キョーコに言われてすぐ電話をし
元に戻った息子の声を聞いてクーは安心をしていた


そして約1時間経ったくらいに

さっきの男達が久遠の元を尋ねてきた
男達が持っていたビデオで確認し

テープを受け取りお金を払う


「さっきの人たち。。何しに?」


「うん? 見せしめだよ これで大人しくなる」


「キョーコ 最後だけでも顔を出してほしいらしいんだけど
大丈夫? ダメなら断るけど」


「せっかく来ていただいてるんだと思うし 行きましょ
その前にメーク直しますね」


数分で直してパーティー会場に戻り挨拶をして回っていたが
急遽会場のピアノでキョーコが弾くことになった


「ちゃんと弾けるかな。。」


「大丈夫だよ 最近また始めたんでしょ?」

頑張ってと耳元で囁き頬にkissをした


ショパンなら誰でも聞いた事あるだろうし

3曲ショパンでやってみよう

パンプスを脱ぎ大きく息を吸って吐くと


「父さんさっきはごめん でもしょうがなかったんだ」


「分かってる お前は彼女を守ったんだ それで良いじゃないか」


「うん そういえばピアノ聞くの初めてだよね 驚くよ」
誇らしげにキョーコの話をする


まずはショパンのノクターンを弾き始めた

このときはまだピアノに気がついてはいても

見る人は少なかったが

その後にエチュードを弾き始めるとほとんどの人が見始めた


最後深呼吸して 幻想即興曲を弾くと全員が見
今日の主役が弾いている事に気がつき

演奏が終わった頃には多くの拍手を貰った


パンプスを履き綺麗にお辞儀をしその場から降りた


最初現れた時は容姿で人を惹きつけていたが
ピアノを弾いたことで更に人を惹きつけていた


降りて自分のところに来たキョーコの腰を抱き頬にkissをし


「今日のも良かったね 最近はあの曲安定してるんじゃないの?」


「そうかな? 久遠も慣れてきたね」と微笑む


「素敵だったわ~ キョーコのピアノ初めて聞いたけど
ピアノ趣味にするの勿体無いわよ」とジュリが言う


そこにクーの前に電話した音大の教授がやってきた


「彼女だね 調律の話の女性は」


「あぁ 息子の嫁さんなんだ」


「彼女 学校はどこに行ってるんだい?」


「専業主婦だよ」と笑う


「勿体無いだろう

特に3曲目の幻想即興曲は特に素晴らしかったのに」


「ん~ 本人に言ってくれ

俺達が言っても趣味止まりだから」


そしてクーがキョーコに教授を紹介し音楽の話を始め


「他にどんなのを弾いているんだい?」


「好きなのは月光3ですけど 上手く弾けなくて。。」

と苦笑いをする


「ちょっと聴かせてもらえないかい?」


「ここで ですか?」


「うむ」


「一応ですが2ヶ月前まで左手が動かなかったので
力まだ弱いかもしれませんが」


「ぇ!?」


パンプスを脱ぎキョーコがピアノを弾き始めた
そして約7分間の演奏が終わった


会場に居た人たちがまた拍手をした


「左手ってどういうことなんだい?」


久遠が現れ説明をする


「そんな 良くそこまで復活したね

左手は気持ち弱いかもしれないけど
とても良い演奏だったよ そして良い音を出すね」


「そうですか? ありがとうございます」とお辞儀をする


「君 本格的にピアノやってみないかい?」



さっきのドレスを着たまま自宅に戻り
教授に誘われた事で迷っていた



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このまま騒いだところで見つからない・・ 考えろ・・


!!


「もしもし父さん 防犯カメラチェックして

キョーコが連れて行かれた
バックが置き去りにされてる

部屋のある階のカメラ今から20分以内の見て 早く!」


まさかの出来事でクーが急いで支配人を呼び

カメラのチェックを急がせる

20分前からチェックを入れていると男3人組みと女性1人が
キョーコを抱えていく姿が映っていた


男は分からなかったが女性は見覚えがあった
有名会社の社長の令嬢のジェシーだった


支配人にジェシーの宿泊している部屋を探させ
その階のカメラをチェックさせると

ジェシーの部屋に連れていかれるのが

かすかに足だけ写っていた


「もしもし 久遠 ○階だ ジェシーが絡んでる 俺も今から行く」


支配人に鍵を持たせ急いでその階に行く

久遠が今にも人を殺しそうな顔をして待っていた


「久遠 落ち着け また戻る気かっ!」


「キョーコがこんな事になってて 正気で居られませんよ...」
遠くを見つめ静かに言葉を話す


まず支配人がドアーをノックし確認するが出てくる気配がない
何度やっても出て来ないので鍵を使って開けてもらうことに


「父さん達は廊下に」

上着を脱ぎ片手で持ち開いた瞬間に部屋に入る


少し奥に入って行くと

キョーコがダイニングの上に寝かせられていて
大事な部分の体は露出されてはいないが

肩は半分脱がされ腿まで
ドレスをめくられ今まさに襲われる寸前だった


っ・・・!!


昔の顔つきに戻った久遠に気がついた男達が

久遠に襲いかかってきたが一瞬にして倒す


「キョーコ・・」


上着をキョーコにかけキョーコの胸に顔をあて
悲しみに暮れていた

どうやら気絶をしているらしい


「久遠 何でここに...」


「それは俺が聞きたいんだけど」


全く無表情で

闇をまとったような久遠が顔だけを後ろに向け答える

そこにクーだけが入ってきてキョーコを起こす


クーが入って来た事を確認すると
久遠がジェシーと男たちの方に体を向け
首を少し傾け上から目線でジェシー達を見る


(キョーコ 起きるんだ キョーコ)


(お父さん。。頭が。。)


(良かった無事みたいだね)


久遠と聞いて男達が逃げ出そうとしているところを


「おい 何逃げようとしてんだ? それで済むと思ってるわけ?
人殴るとか久々なんだよね」

と血に飢えそして楽しそうに笑みを浮かべる


やばい・・久遠が喜んでる
男達は身の危険を感じ始めていた


「俺達はこの女に雇われただけだ!」


「へ~ で そこの女 俺の女に何の用だ」


「久遠が結婚したって聞いたから どんな女なのかと思って
遊んであげようと思ったのよ」


笑っていた久遠の顔が一瞬にして無表情な顔に変わる


「ふざけてんのか? 誰がそんな事頼んだ

覚悟は出来てんだろうな 女だからとか関係ねーぞ」


怒鳴るわけでもなく普通に淡々と久遠がしゃべり
ジェシーに近づきジェシーが寄りかかった壁を殴り穴を開けた


「く・・久遠 せっかくこっち帰ってきたんだし
まっ また前みたく遊ぼう? ね?」


と言って恐るおそる久遠に近寄ってきて手を伸ばすが
久遠に勢いよくその手をはたかれ


「お前 馴れ馴れしいな 何 名前呼んでんだよ
しかも勝手に俺にさわるんじゃねーよ」


(久遠。。)


(君が居れば大丈夫だから)


クーがキョーコを見て話す


「私 ずっと久遠が好きだったのに

帰ってきたならなんで連絡くれないの?
しかも何でそんな日本人の女と!」


「俺 お前の事しらねーんだけど 誰だよ」


「ぇ? ジェシーよ 何で?あんなに一緒に...」


「覚えてねーよ いちいちやるだけの女覚えてるわけねーだろう
しかも好き?やるのがだろう?」

見下した目でジェシーを見て久遠が言う


「久遠。。」


声に久遠が反応する ふと我に返りキョーコを見つめる


「キョーコ・・?」
振り向きキョーコを抱きしめる


「久遠 私は大丈夫だから ここ出よう?」

久遠の頬に手を当て頬にkissをした


クーが先に廊下に出てその後にキョーコが出る
最後に久遠が出るときに久遠が男達に話しかける


「おい お前ら何するつもりだった」


「あの日本人の女を3人でやるとこをビデオで撮って
その後も好きにして良いって・・」


「そうすれば邪魔な女も居なくなるとか」


「久遠だって知ってたら俺達何もしなかったよ本当だ!
だから今回の事は許してくれ」


と3人が交互に話しをする



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そして結婚式の日の写真とDVDが届いたので2人で見ていた


「キョーコ 綺麗だよね・・ 俺フリーズしたし
この写真コピーして持ち歩いて良い?」


「そんな写真どうするんですか?」と笑う


「奥さんだって見せびらかすに決まってるじゃん
それと机に飾る」


「恥ずかしいですよ///」


「もう一度あのドレス着てるの見たいな」


「この家にありますから 今度着てみましょうか?」


キョーコを抱き寄せ首筋や口にkissをし


「うん・・ お願い」


「そういえばこの家
写真立てないから今度フォトフレームと一緒に買ってこないとな」


「そういえばアメリカの人って良く飾ってますよね」


「そうだね あっ そういえば来週のごめんね

一応父親のメンツ立ててあげて」


「日本で言う披露宴みたいなもんですから
結婚したら覚悟の1つですよ」と笑う


結婚式をして1ヶ月目と言う事で
久遠の父の友人たちなどを集めて息子の結婚報告的な
パーティーが開かれることになっていた


久遠も病院で世話になっている先生や

学校の教授なども来るので仕方なくOKを出した


「久遠がお世話になっている方も来るし ちゃんとしないとね」


「キョーコがそういう事にちゃんとしてる子で良かったよ
昔の俺を知ってる人とかだと絶対とんでもない女と結婚したとか
出来婚って思われてるんだろうな」


久遠が苦笑いをする


そしてパーティーの日

会場はとあるホテルで行われる事になった

部屋を予約しておいたのでそこで
決まった翌日から頼んでおいた白のイブニングドレスに着替える

肩や背中が出ているがフレアがついたAラインのロングドレスで
深くスリットが入っていた


「久遠 このドレス これじゃ上下で下着付けれない」


「何 その俺仕様」と妖しい顔でキョーコに近づき首筋にkissをする


「上はダメでも下の下着は見えても良いやつだから大丈夫だよ
見せたくはないけど・・」


ちなみにTバックなのだが紐の部分がチェーンになっていた

渋々キョーコが着替え久遠に見せる


「どう?」


「・・・ ダメ それで出るのは許さない」


「そんなにおかしい?」


「違うよ 他の男に見せたくないんだよ・・
絶対変なのが近寄って来るに決まってる」


「しかもノーブラでその胸の開きとか はぁ・・
見せたくない・・ 俺だけしか見てないのに・・」


顔の美しさもあるが
スタイルが良いためドレスを着ると更に綺麗になっていた


メイクをしヒールの高い靴に履き替え 婚約指輪をし
イブニング用のハンドバックを持ち準備が整った


「これで良いのかな?」


それこそまるでモデルみたいだな・・
ヒールあるせいで背も高くなっているし
姿勢が良いから歩き方がまるでモデルみたいだ


「キョーコ 綺麗だよ・・」
首筋と胸元にkissをする


「ありがとうございます」と微笑む


「たしかカメラマンが居るから

いっぱい撮ってもらわないと」と微笑む


「これで少しは久遠に近づいたかな?」


「ん?」


「身長 でもまだ20cmは違うんだろうね」と笑う


そして約束の時間になり 主役の2人は遅れて登場した


久遠がまともになっている姿を見て

昔しか知らない人は驚いていたが
何よりもキョーコの美しさに誰もが見惚れていた


歩くその身のこなしを見て
モデルさん?と尋ねてきたくらいだった


「どこかのご令嬢なのか?」


「いや 普通の家庭の子だよ」

クーも数人に尋ねられて大変だった


年の若い 久遠より若干上くらいの人は

「久遠 紹介してくれないか?」


「あぁ 俺の大事な奥様のキョーコだよ」


「こんばんわ キョーコです」と軽く頭を下げ微笑む


「近くで見ると更に綺麗だね」


こんな男性が何人もキョーコのところにやってくる
そして久遠が腰に手を回し絶対離れないで居た


ベランダにキョーコを連れて行き

「はぁ・・ ほらな 結婚してようがお構いなし しょうがないな・・」


「?」


「結婚してても手を出そうとみんな来てたんだよ」と苦笑いをする


「理解出来ませんね 何で私なんですか?」


「君は自分の評価が低いけど 誰が見ても魅力的なんだよ」


久遠がパーティー会場に背を向けキョーコを隠すようにし
kissを何度も交わす


「久遠 口にいっぱい付いちゃったよ?」

と言って微笑み取ってあげる


バックから鏡を出し自分もはみ出ていないかチェックをし
取れかかってるのを見て 直しに行くことにした


久遠が廊下までついて来ていた


「あっ メイク部屋に置いてきちゃってる 部屋に行ってくる」


「大丈夫?」


「部屋までだし その間に交通事故に合うわけじゃあるまいし」
と笑って1人で部屋に戻って行った


一応エレベーターまで送り10分で帰ってきてと約束をし
キョーコが部屋に向かった


10分経っても戻ってこないので久遠も部屋に行ってみる


「キョーコ? 居ないの?」


とりあえず電話をしてみると部屋の中では鳴っていない

そのままコールをしたまま廊下に出ると

どこからか携帯の音がする


まさか と思い切ってかけ直し2度やってみると
その音がする携帯と同時だった


携帯の音がする方に向かうと

廊下にキョーコのバックが落ちていた


キョーコ!!



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