そして撮影当日
2人とも中々寝る事が出来ず若干寝不足気味で目覚める


《蓮》
いつもキョーコが腕枕にしている腕が枕の上に伸びていた
目が覚めた瞬間に腕が軽い事に気がつき上体を起こし
目は部屋中を見渡しキョーコを探す


「そっか・・ 別々に寝てるんだった」


今の状況を嫌でも納得させて勢いよく倒れこむと
もう片方の手の甲を目の上に乗せた


「まだ離れて数時間なのに
年上で仕事に関しても先輩の俺がこんな事でどうするんだ」
微苦笑をする


「社さんが来る前までには用意しておかないと」
そして蓮が用意を始めた


《キョーコ》
目を覚ますと人肌やぬくもりが無い事に気がつき
勢い良く上体を起こし部屋を見渡し
今どこに居るかを思い出し頭の中で整理をする


「そうだ 私は撮影のために京都に昨日着いて
撮影が終わるまでは2人の関係は封印されているんだった。。」


隣の枕を撫でながら

「いつもはここに居るのに 今は。。
ううん しばらくここには居ない。。
でも仕事で毎日一緒に過ごせるし 心配しすぎ」

1つため息をすると微笑む


「よし 今日から撮影だしさっさと用意しないと」

キョーコも気持ちを入れ替え支度を始めた



コンコン
「れ~ん おはよう」


「あっ 社さんおはようございます」


「ちゃんと寝れたか?」


「いえ 何か中々寝れなくて」と微苦笑をする


「まぁ ずっと一緒だったんだし しょうがないわな
そうそう前みたくキョーコちゃん誘って朝食行こう」


「そうですね」嬉しそうに笑う


「お前 本当に顔に出やすいよな」

社もその顔を見て笑ってしまった


蓮と社が2人揃ってキョーコの部屋に向かい
社がキョーコの部屋をノックする


「はーい」


キョーコの声を聞いただけで胸が弾み嬉しそうな顔をすると
それを見た社が 以前の何かを企んでるような顔をし
蓮の顔を笑いながら見る


「何ですか? 社さん」


「いや~ へたれ時代のお前を思い出してな」


「辞めて下さいよ まさか今もそれでいじられるなんて
簡便してください」


「ふぅ~ん」と良いながら社は楽しそうだった


ドアーを開けてキョーコが顔を出した


「あっ 敦賀さん社さん おはようございます」
とドアーを押さえながら頭を下げた


「キョーコちゃん おはよう~ ご飯食べに行こう」


「はい じゃ 鍵取ってきます」


そう言って一旦ドアーが閉まりそうだったところに
蓮が部屋に入りドアーが閉まった


ヤレヤレ・・ やっぱりそうなるのね
まぁ ほんの数分なら良いけどね と社が廊下で待っていた


蓮は部屋に乱入してすぐキョーコを強く抱きしめ


「おはよう 数時間しか経ってないのに
もう恋しくて仕方なかった・・・」


「うん。。//」


「あまり長く居れないからこれだけは頂戴」

そういうとkissを何度か繰り返した


「今日はこれで頑張れそう」と微笑むと


「私も」


とキョーコも微笑み鍵を取り2人が部屋から出てくると
以前のように蓮と社2人が先に並んで歩き
その後をキョーコがついてきていた


そして店を選んでいるとビュッフェタイプのところの方が
各々好きな物を選んで食べれると言う事でここにし
蓮社コンビはパンなどの洋食 キョーコは和食を選び
3人一緒にテーブルについた


「3人一緒って懐かしいね~」


「そうですね DMの時もそうでしたし」


「そっか DMの時もそうだったね

あの頃は良く最上さんに怒られてたなぁ」蓮が思い出し笑う


「あの頃の敦賀さん 食事に対する意識おかしかったですし」
とキョーコも思い出し笑う


「うんうん 俺も何度キョーコちゃんに理由をつけては
頼んでいたか・・・」社も思い出し1人遠い目をしていた


「あはは 社さんには大分ご迷惑かけてたみたいで
でも今は彼女のおかげで普通の人と同じようになりましたよ」
とキョーコを見て微笑む


キョーコが蓮を見て
そこで反応してしまうと周りの目もあると思い


「敦賀さん 幸せそうですね」と他人事のように笑い答えた


朝食を済ませると一旦部屋に戻り荷物を持つと
迎えに来ているロケバスに乗り撮影場所に移動をした


ロケバスから降りると早速監督のところに蓮と社と3人で
挨拶に向かい マネージャーの社とキョーコに向かって

監督から台本に関して変更を伝えられた


「ご指摘のあったようにここは変更することになりました」


「そうですか 分かりました」

早速キョーコは持っているペンで言われるように修正を始めた


蓮とキョーコがその場を離れ修正箇所について話しをしていると
残った社が監督と少し話しをし2人の元に戻ってくると


「な 指摘って蓮が伝えたのか?」


「ええ LAで台本を読んだときにおかしいと思って
変更を事務所を通して伝えましたね」


「まぁ 蓮からとは向こうは知らないらしいけど
どうも光くんの方から希望でって言ってきたらしいぞ
事務所から言ってきたのにまた変更っていうんで
製作側も頭傾げたらしい」


へ~ あの子からの希望か中々やるな
前々からキョーコを好きなのは知ってたけど
こう出るとは思ってなかったな


「阻止出来て 俺は満足ですね」と微笑む


「俺は読んでないからカットされたのがどういう事か
分からないけど そんなにおかしいのか?」


「そうですね 作品を知ればどれだけ不必要か分かるような
そんなところですね」



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何? どうしたんだろう?

10分程すると蓮が部屋に戻ってきた


「ちょっと電話待ち」と言ってまたキョーコを抱き寄せる


しばらくすると電話が鳴り 今すぐには決められないという事で
翌日 また連絡をしてもらうことになり
2人は朝から服を買いに回らないといけないため
今日はもう寝る事になった



翌朝
昼と朝の中間くらいに起きた2人は遅めの朝食を摂りに
近くのカフェに出かけ そのまま買い物に行く事になった


日本に居る時は 2人一緒に行動する事が全く出来ないため
短い期間の滞在で若干ストレスを感じていて
行きたいところに行けるLAが何よりも嬉しかった


「やっぱりカフェに行きたい!と思って行けるLAは
嬉しいですね~」キョーコが喜んでいた


「そうだね 日本に居てストレス感じたよ」と蓮も笑った


「これから撮影に入れば またそうなるだろうし。。。」


「今のうちに羽を伸ばしておかないといけないね
短いけどLAに戻れて良かった」


特に会話が進んでいるわけではないが
開放感に浸りながら2人上機嫌でゆっくりと朝食を摂り
買い物へと向かった


カジュアルブランドが多く入っているモールに行き

「こんな感じはどうですか? ラフすぎますかね。。」


よくセレブがパパラッチに写真で撮られているような
カジュアルな服を見せると


「良いと思うよ 普段着にそんなにかしこまる事無いし
シルヴィアはそういう服で出歩いたところを見られてないしね」


何着かのスキニーとそれに合わせてシャツやジャケットとワンピ
カジュアルなブーツやサンダル バックなどを購入し
蓮も何着か上下で買い 一応買い物は終わった


「かなり買ったと思うけど 実際家で広げてみると
そんなに無かったりするよね」と蓮が笑った


「そうなんですよね
滞在期間のことを考えると これで間に合うかな。。」


「久遠はどうするの?カジュアル持って行くの?」


「いや 俺は仕事で動いている時は
アルマンディを着ないといけないからカジュアルは持っていかない」


「それこそかしこまってて大変ですね」


「まぁ 日本に居る時はそれが普通でこないしていたから
大丈夫だと思うけどね
でも最近はラフな服装慣れちゃってるから結構窮屈だけど」
蓮が微苦笑をする


「でも 撮影が真冬じゃなくて良かったです」


「そうだね 只でさえ服を運ぶのに大変なのに
前もって送らないと間に合わないね」


買い物は終わったが2人で手を繋ぎ自由に歩ける開放感で
そのままウィンドショッピングや他のモールを毎日のように行き
これから日本で溜まるであろうストレスを今のうちに
発散させていた


ちなみに蓮の場合は夜の方も....


そして
1週間も居られなかったがLAで有意義に過ごし日本に向かう


飛行機の便は同じでもキョーコは今までばれた事がないため
空港に着いてからは別行動をしたが
事務所が車で迎えに来ていた為2人乗り込むと社も居た


「2人とも長旅ご苦労様!」


「地味に時差ボケですよ・・・
キョーコ膝良い? ちょっと寝転がりたい」とkissを何度もする


「はい どうぞ」とキョーコが笑うと


これからはスキンシップが不可になる為
蓮がいつもに増してキョーコに絡む


それをキョーコも分かっていて膝に乗せた蓮の頭を撫でていた


「お前・・ 本当にキョーコちゃんの前だと骨抜きな!
そういえばキョーコちゃん 髪戻したんだね」


「何日間の撮影か分かりませんが ドラマよりは長いわけですし
この方がばれないと思って」


事務所には戻らず3人は
そのまま新幹線に乗り撮影場所の京都に向かった


「2人の撮影は明日からだから よろしくね
それと前より蓮の事をマスコミが張ってるから
京都に居るだけでも大人しくしてもらえないかな」


「ええ 寂しいですけどそれは2人で話し合ったので我慢します
後数ヶ月ってとこまでやっと来たので
ここでばれるわけにはいきませんしね」


最初で最後になろうであろう2人きりの京都を
今だけキョーコの部屋で過ごす


「明日からは以前の先輩と後輩に戻るけど
キョーコは大丈夫?」


「同じ撮影場所でしかも相手役だなんて
以前の私ならそれだけで嬉しく幸せでした
今もそれは同じなので 大丈夫です」と微笑む


「俺は大丈夫と思いながらも少し寂しいよ・・・
毎日顔を合わせられても 1人になった時が恋しくなりそうだ」


キョーコを抱きしめ頭に頬擦りをする


「わ 私だってそうですよ。。?//
でも全く蓮に接触出来ない訳ではないからそれが助かってます
役が蓮の相手役で良かった」


蓮の胸に顔を寄せ安心した顔をする


「そうだね・・・作品には申し訳ないけど
多分更紗をこうして抱きしめたり手を繋ぐ時は
キョーコと思ってしちゃうな」と蓮も優しく笑う


「それに 私のマネージャーもここでは社さんなので
一緒に居れる事が多いので」と笑う


「うん 一緒に居れる時間は普段と変わらず居れそうだね
ただこうして触れられないのが寂しいな」


キョーコの顔中にkissをすると甘噛みをし舌を絡ませ
長い時間kissをする


「これ以上居ると理性を無くしそう」と蓮が笑い


「この撮影中は久遠とキョーコという恋人は封印する
ただ愛している事は変わりないからね
撮影が終わったら覚悟してね」


と耳元で囁きそして微笑むとまたkissをし部屋を出て行った


いつ誰に見られるか分からない事から
万が一の為に寝る時は別の部屋に分かれ
これからは夜のプライベートでも電話で話す事にし
明日の撮影に望んだ



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