コンサート運営をしている方から聞いた話です。


その方は、会員制にして会費を集め、ご自分でプロデュースして年に数本コンサートを運営している方でした。ご自身は演奏家ではありません。


会員は年会費をお支払いし、年に数回開催される演奏会を鑑賞。演奏はその方のチョイスにお任せ、というもの。

コンサートは、まずは会員で客席は埋まりますから、チケットが売れないという心配無し。(一般売りもしているそうです)


会員を集めなければいけないことと、会員はその方のチョイスにお任せということになりますが、このようなやり方もあるのかと感心した覚えがあります。


その方に、集客の方法などたくさんお話をお聞きしました。もう12、3年も前のことになります。


その時に、どの層をターゲットにするか?という話になりまして。


そうしたら「合唱をやってるからって、合唱のコンサートには行かないのよ」ということを言われました。


つまり、

やってる人をターゲットには出来ない

そうなのです。


ある歌い手さんが合唱団体を運営していても、なかなか自分の演奏を聞きに来ないとボヤいていました。


こういうことか…


では合唱のコンサートなら行くのか??

たぶん、行ってないでしょう。


教えてくれた方は、演奏活動をしている人ではなく、コンサートによく行ってる方に声を掛けるといいということを話してくれました。



カルチャーセンターで教えていますが、有難いことに私の生徒さんは(可能な限り)私のコンサートに足を運んでくださいます。


それは『お勉強』という側面もあるのか…

『おつき合い』という側面もあるでしょうし、

ファンになってくれたからラブと分析してる人もいました。

『おつき合い』だけでは何回も足は運べませんよね。

有難いことです。