稽古では、やってなかったのです。
ひざまづいた状態から立ち上がって走り去る。
膝は痛いし、この身体をどっこいしょと立ち上がらせるのも難儀だし、そこから走って舞台上からいなくなるなんて、
もうそろそろ限界です
ところがですね。
舞台での場当たり稽古で。
「アリア終わり、ひざまづいて十字切って、音がしたら走って下手はけ」
サラッと演出家(夫)に言われましてね、
ひざまづくのは必須なのか…
と思ったわけです。
膝痛くて注射打ったの、知らないはずないんだけど
場当たり稽古の後のゲネプロでは、その通りやりました。
火事場のなんとか
というものが発揮できたのでしょうかね?
一応、やれました。
その後、ダメは出なかったので大丈夫だったのでしょう。
というわけで、本番もひざまづいて音を合図に急に立ち上がって走り去りました。
ひざまづいた、といっても、
片膝だけのひざまづき、に致しました。
両方だと、どっこいしょと実年齢が出たと思います
30歳も若返るのは大変…