先日、コロナ禍から久しぶりに公演を再開したというアマチュアオペラ団体さんのオペラ公演に、稲城市民オペラの団長と行ってきました。
実はこの公演、マエストロ繋がりだったんです。
稲オペ椿姫の公演から2ヶ月弱。お疲れ様です。
さて、このオペラ団体さん(フレスカリアさんと言います)は2019年11月の公演からコロナ禍に入って公演を打てず、今回は4年ぶりの上演だったそう。久しぶりにオペラを上演できて感慨もひとしおだったことでしょう。
稲オペもコロナ禍の時は団員さんから「職場で課外活動禁止されました」という声もチラホラ聞かれましたし、そういうことは言われてないけど職場以外でコロナになったらマズイと内緒で稽古に来たり、感染者が最多数になった時には「もう限界です」とお休みされたり。
ということがあったのを思い出しました。
日本全国あちこちで、活動休止になってしまったところが多数だったと思います。
私たちも止めることは出来ましたが、止めてしまうと再開するのは容易なことでは無いことが分かってたので、出来うる限りやろうと。
もちろん、感染症対策に関しては厳しくやりましたよ。
感染症専門のお医者さんのレクチャーを受けたり、
医療関係に勤めている団員から手洗いなどのレクチャーを受けたり、
完璧な?歌唱マスクを開発して着用、
部屋に入る前の検温と記入、
人数制限を設けてローテーションでの稽古、
ローテーションに漏れた人はZoomで参加、
換気はこまめに、イタリア語の歌いましょう(カンティアーモ)をもじって「換気あーも」を合言葉に寒さに震えて窓全開を1時間に1度10分間。
5類になったら、ぜーんぶ止めましたけど
で、団長と
「私たち、コロナ禍に入った2020年の頭から今まで、どんな活動をしましたっけ?」
と振り返ってみると…
2020年2月 合唱公開稽古 in立川 長崎からも参加
2020年3月 市内遠足
2020年3月 長崎での稽古
2020年5月 リモート合唱YouTube配信*無観客
2020年11月 合唱演奏YouTube配信*無観客
2021年5月 オペラ文化祭
2021年7月 合唱団員有志、長崎で稽古
2021年8月 オペラ「愛の妙薬」公演
2021年12月 オペラティックコンサート
2022年6月 オペラ文化祭「カヴァレリア・いなぎカーナ」
2022年9月 川上真澄ソプラノリサイタル ゲスト出演
2022年11月 はるひ野縁日野外ステージ出演
2022年12月 クリスマスコンサート
2023年7月 オペラ文化祭
2023年9月 オペラ「椿姫」公演
2023年11月 市民芸術祭出演
*無観客は2つだけ
*愛の妙薬は他団体とのコラボ企画、長崎と富士宮から合唱団参加。稲オペ初のダブルキャスト2日公演。
*オペラティックコンサートも長崎からソリスト参加。
*オペラティックコンサートは稲オペ初のフルオーケストラでの上演
むしろ
コロナ禍前の活動より活発化してる
市内遠足、長崎や富士宮に出掛けての稽古(長崎は一部の合唱団員も参加)など、あちこちに出掛け、
コロナ禍関係なく移動距離は増えてる
更に加えると、
2020年1月にはNHK「暮らし解説」で、稲オペが取り上げられ、
2021年末には「小さな親切運動実行賞」を頂き、
2022年6月にはTBSラジオ安住紳一郎の日曜天国のお出かけリサーチのコーナーにも出演し、
コロナ禍前の活動より目立ってる
歌唱マスクの開発を行い、マスク作りのために日暮里繊維街にお買い物。日本各地から注文が来て、縫い物して発送してました。
お陰で縫い物のスキルは上がり、オペラ文化祭という面白い企画も生まれ、YouTube配信は増え、
コロナ禍で活動は多様化
上記の活動は当然、私も全て関わってました。
それに加えて私個人の活動は、アヴェ・マリア尽くしのコンサート(器楽曲にアヴェ・マリアの祈りの文言を付けて歌うというイレギュラーなもの)を開催。
規定以上のお客様が来てしまって、ホールから叱られるという事態に。(コロナ禍なのに満席状態!!!)
でもねぇ。
あの世の中の状態では普通は歌えないですよ。
合唱でクラスターが、という報道があるたびに私たちの活動は目の敵にされてましたから。
だから、
よくもまあ活動しまくったなと思います。
普通はできないと思います。普通は、ね。
逆境になると燃える
団の性格って、色々あって面白いですね。
引っ張っていく人間の性格が反映されるのでしょうか…