稲城市民オペラ、顧問の佐藤先生のお葬式。
日にちが決まって、ふと思ったんです。
亡くなる3日前に、先生の作曲された歌を稲城市民オペラの10周年のレセプションで歌いますと言ったら、とても喜んでくれました。その歌をお葬式で歌えないかしら…
すぐにご遺族に連絡して、厚かましくも「私、歌います!」とお伝えしました。
佐藤先生の意向で音楽葬にすることは決まっていたそうなのです。先生の作曲された曲をCDにしてありました。そのCDを流すのと、皆で先生のご出身に因んだ曲を歌おうということになってたそうなのです。
ですが、
歌ってくれるんならお願いしたい。とのこと。
ということで、ピアノの有無を尋ねたら
斎場の決まりで
楽器の生演奏不可。
でも、
ア・カペラで歌うのはOK。
え???
佐藤先生の曲を無伴奏で歌うのは不可能です!!
聞く方も歌う方も拷問
それで、カラオケを作っていってそれに合わせて歌うのはどうですか?とお聞きしたら、それはOK。
歌の演奏はOKで、楽器はNGって訳分からん。
そして、それが決まったのは
佐藤先生の曲をピアノの方と合わせを始めるその時間
LINEでやり取りしてたんです。決まったところでピアニストが到着。
椿姫の公演の後のレセプションで歌うので、ピアノをマエストロに弾いてくれるよう頼んでいたのです。
その初めての合わせ練習を始めようとするその瞬間
ギリギリで決まりました。
これが10分遅れてたらLINEに気付かず録音出来なかったかもしれません。
演奏したのは、
「カバ、がんばる」
佐藤先生の一番のお気に入りの曲だったそうです。
私、そんなことも知らずにこれを選曲してました。
先生ってば、どんだけこの曲を歌って欲しかったのよ!!
それにしてもカラオケに合わせて歌うことの難しさよ。いかに普段、ピアニストがこちらに合わせてくれているか分かりました