2年前、その方は闘病中で入院されていましたがコロナに罹りお亡くなりになりました。

新聞などではコロナで…と書かれショックが大きかったです。

その方は私たち夫婦の恩師とも言える方で、オペラ界では雲の上のような存在の方。


その方のお別れ会(偲ぶ会)が先々月にありまして、夫婦揃ってお別れに行ってきました。


雲の上のような存在の方でしたから、当然、プライベートでの付き合いはあるはずもなく、


なのですが、7年くらい前に私があるところで出演したオペラにその亡くなられた方の奥様が見にいらしていたということがあって、


その偲ぶ会で奥様にご挨拶をいたしました。


そしたら、

同郷、同じくカトリック信者、

ということが分かって、意気投合爆笑


お家に遊びに行ってきました!!!



その方は私の親世代…になるのですが、

お互いを下の名前で呼び合うことになりました。


たくさん、たくさんお話をして、

そして奥様がふと

「偲ぶ会より前に会ったことある?」と。


「偲ぶ会で初めて会いました!」

と、私。


なのにもう、自宅に押しかけてます!!!


展開の速さに二人で大笑いしました。



その亡くなられたオペラ界の重鎮は、仕事関係とプライベートは完全に分けていたそうで、

仕事関係のところに奥様が付いていくと言っても、全て「お前は来るな」と言われていたそう。


仲がよろしくなかったのかしら?なんて思われそうですが、

奥様の誕生日には深紅のバラが届くよう花屋さんに手配してくれてたそうで、そこには手書きのメッセージで

『愛している』の文字ラブ

(見せてもらいました飛び出すハート

年賀状などで拝見してた懐かしい文字でした。


そんなロマンチックなことしてたんだぁラブ

なんて思ってたら、おもむろに奥様が


「オペラは愛がないと出来ないでしょ」

と。


これはオペラに対しての『愛』がないと、

という意味ではなく、


生きとし生けるもの、全てに対して持つ愛情、という意味の『愛』


ご夫婦のエピソードを聞かせて頂き、花に囲まれたお写真、ご家族と一緒の写真などを見せて頂いて、それがまさしく『愛』に溢れていて、静かに感動しておりました。



色々とおもてなしをして頂き、


奥様が

「まり○ぁな飲む?」

ポーンポーンポーン


何のことだろう?

麻薬???


どうやら

「茉莉花」

を、そのように読んでしまったらしく


大爆笑泣き笑い泣き笑い泣き笑い


ジャスミンティーのことですね。


いやぁきっと、そのオペラ界の重鎮の方、、、


この奥様のことが

面白かったんだろうな…と爆笑




9月24日の椿姫が終わったら、また遊びに行きますおねがい