トイレに関しては、日本ほど素晴らしい国はありません。
いつぞやはオムツしなきゃいけない?て、ブログに載せたほどトイレが近い私。イタリアではホント、困るのです。
まず、気軽に行ける公衆トイレが無い!!
日本だと駅には必ずありますし、お店なら例えばスーパーでもデパートでも、ショッピングモールでも、コンビニでも、公園にもあるし、自由に使えますよね。
イタリアの観光地でトイレに行きたくなったら、まずはバールです。
ですが、地元民の生活圏にあるBar(バール)は日本の喫茶店とも違うような…。カウンターで立ち飲み。クイッとエスプレッソを。バスのチケットや新聞が買えたりします。毎日、馴染みのバールに顔を出して、そこには地域の繋がりがある。バール文化のなんと素敵なことか。
観光地のバールはそれに座るところが充実してるというか。(座ったらお高めのお値段になるところも)
そういうところだから、座って飲める場所を用意してある店(つまり日本の喫茶店ぽいところ)はトイレを貸してたりします。それでも誰でも使えるようにはなってなくて、お店の人にトイレの鍵を借りたり開けて貰ったり。
とはいえ、何も購入しないでトイレだけ使わせて貰うってのは有り得ない。というより使わせて貰えない。しょうがないからトイレに行くために何か飲む!!!なんだか本末転倒
使わせて貰えるだけ有り難いのではありますが。
駅にもトイレはあります。フィレンツェの駅のは有料です。ミケランジェロ広場近くのトイレも有料でした。1ユーロ(150円くらい)でした。
とにかくトイレを探すのは大変。
オムツを持って行こうかと悩むのも無理はない。
でも、フィレンツェにはこんな素敵なところが。
図書館の最上階にあるテラスから。
図書館のトイレが自由に使えました。
これで困った時は図書館に駆け込もう!と思ったら、買い物に出掛けた月曜日はお休みでした
で、
今回、こういうのを持って行ったのです。
トイレの回数が減らせる!!!
飛びつきました
だが、しかーし。
結局、使わずじまいでした。
気にしすぎのようです。
一番困るだろうと思ったミラノ行きも、ローマ行きも、フィレンツェでの街歩きにも、結局、必要ありませんでした。
遠出する時は電車の中にトイレがありました。フレッチャロッサという日本で言うところの新幹線です。(在来線にもありました)電車の中のトイレが使えます。
だが、しかーし。
ある時は座ってる座席(フレッチャロッサは全席指定なのです)から近いところのトイレはなぜか使えなくなっており(壊れてた)何両か跨いで遠くのトイレへ。
トイレが見つかったら、今度はその使い勝手…
流すためにどうしたらいいか。
単純にタンクの上のボタンを押すタイプなど分かりやすいものもあります。が、中には足で踏むタイプのものも。垂らしてある鎖を引っ張るものがあったり(いつの時代のだ?)トイレによって方法はマチマチ。
毎回、宝探ししてます。
そして、流れが悪い!!!
電車のは大丈夫です。
しかもトイレによっては、体から出たもの以外は流すなというところも。使ったトイレットペーパーは個室の中に置いてあるゴミ箱へ!というところもあります。詰まるんでしょうね…きっと。使い終わったトイレットペーパーが大量にゴミ箱に捨ててありました。
ま、これくらいならまだいいのです。
特に問題なのは、
便座が無い
座れないじゃない!
どうやって用を足せと?
イタリア人女性は、あの便座が無いタイプはどうやって用を足してるのでしょうね?
というか、なんで便座を外してあるの?
電車のトイレは大丈夫でした。便座は、はねあげ式で使い辛かったですが。いや、あるだけマシです!!
ちなみに手を洗う洗面所でも、水はどうやって出すのか宝探し状態だったりします。
空港とか、美術館とか、洗面所には工夫がしてあって
これ分かりますかね?
自分の身体から奥の方に向かって、斜めになってます。
手前が高くなっていて奥の隙間に水が吸い込まれていく感じ。手前は水を受ける淵が無い。
荒く使わなければ、ビシャビシャ濡れることはありませんが、ビックリしました。
あちらのお方は機能性よりデザイン重視?
そして大体において、
あまり清潔感はありません
(個人のお宅とかホテルの部屋とかのは大丈夫です)
男性用トイレ、女性用トイレ、しっかり分かれているかと言われるとそんなことはありません。
バールなどにあるトイレは一つだけだったりします。
いつも利用していたスーパーのトイレは、入口一つで中に入ると四つのトイレがあって、男性用と女性用で使えるトイレが決まっていました。
ウフィツィ美術館も同じような仕組みでした。
それに気付かず、ボーッと並んだらそこは男性用のトイレ。あっち行けと言われました