イタリアへは今回が最後かもしれません。もしかしたら、ミラ先生に直接、レッスンして頂くのも最後かも。そういうわけで先生に前々から習いたいと思っていた歌をレッスンして頂きました。
P.コニョヴィッチ作曲のセルビアの歌です。
ミラ先生はベオグラードのご出身。
スカラ座の前で。3月半ばのミラノは少し肌寒い感じでした。
ミラ先生は、20年くらい前まではフィレンツェ歌劇場にいらっしゃいました。30年くらい前になりますがフィレンツェ歌劇場が日本(東京)で『ルチア』をやった時に、ルチア役だったグルベローヴァのカバーで来日されてました。(その頃はまだ出会ってなかったけれど)
さてさて。
今回教わった曲(コニョヴィッチがセルビア内のあちこちから採譜して編さん、作曲された歌曲)は、先生がCDを出されてまして、その中から12曲ほど教わりました。
楽譜を入手したくて探したのですが全く見つからない。どこで買えるの?と聞いたら出版されてないって…。そしたらなんと、今回、CDに入ってる曲全ての楽譜をコピーさせて頂くことが出来ました!
出版されてないということは、この楽譜は地球上に数人しか手にしてないということになりますね。日本人ではおそらく私だけでしょう。これを日本で歌ったら日本初演ということになります。
セルビアの歌は私たち日本人にとっては、どこか懐かしく感じるメロディです。ヨーロッパ的な音楽と東洋的なメロディが混ざりあった感じ。
言葉の響きはロシアっぽいように思いますが、この懐かしい感じはなんでしょうね…
いつかお披露目したいと思います。
というか、必ずお披露目します
それにしても
日本初演とか、知られざる曲とか、そういったものが私のもとに多く集まってきます。
そういったのを歌えるのは嬉しいことです