稲城市民オペラ10周年記念『椿姫』
先日は演出の馬場紀碧によるレクチャーでした。
稲城市民オペラでは、新しく演目に取り掛かる時は演出家によるレクチャーを受け、より作品を理解した上で稽古に入ります。
いつもは団員向けにプライベートな講座ですが、今回は一般にも解放。なかなか勉強する機会の無い一般の方にも貴重な会になりました。
素人さん向けの講座というと、作品の内容や音楽の解説に留まると想像されそうですが…
小説、戯曲、オペラとの違い、作曲家ヴェルディをめぐる背景。そして、デュマ・フュスが小説で表現したこと、しかし戯曲では成しえなかったことを音楽でどのように表したか例を挙げ、演奏のヒントにも通ずる深い内容でした。
当然、歌い手にも有益なレクチャーであったのはもちろんですが、会場には椿姫という作品を全く知らない若者(19歳!)もいて、どなたにも楽しんで頂けました。
今回のキャストである、バローネ役の若尾さん、マルケーゼ役の鈴川さんも駆けつけ、いつも合唱補佐で助けてくださっている横山さんにも好評でした。
都合で参加できなかった他のキャストや合唱団員にはYouTubeにて限定公開いたします。
そして、稲オペ合唱団には新たに入団者が加わりました。コロナ禍でお休みしていた団員も戻ってきて、男性陣は9人に
テノールはしばらくUさん一人で頑張っていて、そこにうちの息子に無理矢理テノールパートを歌わせ何とか凌いできましたが、この度、ようやく揃ったので息子は本来の声部であるバリトンに移動。一気に男性が増えて本当に嬉しい。出来うることなら、女性ももう少し増えて欲しいなぁ…
でも、能力の高い人が集まったので中身に関しては心配していません。
終わった後はお肉を食べに行ってきました。
私の肉がなぜか超レアで、レア過ぎて肉が冷たくて、血も滴っていて、獣になった気分でした。(再度焼いて貰いました)
若尾くんとはコロナ禍になってから出会ったので、マスクを外したお顔はあまり見たことがない!ということで、珍しくてまじまじと見てしまいましたごめんよぉ。
彼はバローネ役。ヴィオレッタのパトロンです。なんか雰囲気がそれらしいというか、いいですよね!
1幕での会話と2幕2場が楽しみ。
鈴川くんは赤いセーターがよく似合っていて、本人もお気に入りだとか。みんなが本好きというのも初めて知りました。男子ぃ'sの会話を聞くのはなかなか楽しかったです
ソリストの稽古が本格的に始まるのは6月。稽古が始まったら、今度はうちでBBQしましょうね