オペラLa Traviata(椿姫)の楽譜

右のはハードカバーです。

もう作ってないとか聞きましたが?

左側のは約10年前に求めたもの。稲城市民オペラの初回公演のために散々使いました。書き込みがいっぱい。


右側のハードカバーのはなんと、大学生の時に購入しました。30年近く前???このハードカバーの楽譜の方が古いです。

リコルディ社はもうハードカバーのヴォーカルスコアは作らないらしいってバーゲンセール?みたいなのを大学の購買でやってた時に、将来使うかもしれないって色々購入しました。

当然、そのまま眠らせてましたけどね…真顔


来年、稲城市民オペラ10周年公演で『椿姫』をやるにあたり、左側の10年前に使った楽譜を使って練習してるんですけどね、

書き込みがいっぱいで使いづらいニヤニヤ


団員さんたちがまとめて購入したら意外に安かったので、私のも一緒に注文すれば良かったぁ笑い泣きと嘆いております。


で、ブーブー言いながら10年前からの楽譜を使ってたんですが、おもむろに、夫が、このハードカバーの楽譜を出してきて「返す」って。


え?返す???

私の?


どうやら、

ヴィオレッタを歌うことはないし、合唱もやることは無いから、この楽譜いらない!!って、夫に上げたらしいのです。


夫は照明キュー用の楽譜にしてました。


照明のタイミングが変わるところを楽譜に記してあります。

演出家ですからね、一つのオペラで何冊も必要なんだそうで。


で、中をよくよく見てみたら


なんか勉強した跡がある。

しかも、アンニーナ!!


思い出しました。

15年くらい前に、師匠が講談の一龍斎貞花さんとコラボで椿姫をやった時に、私、アンニーナやったんでした爆笑すっかり忘れてた。

その時に一龍斎貞弥さんと知り合ったんでした。

(まだ貞弥さんのお名前になられる前でした)


このハードカバーの楽譜は、卒業して10年くらい経った頃に役に立ったわけですニヤニヤそれもアンニーナ役で。

そして、すぐに「いらない!」って…


この後、師匠に

「あなたはチョイ役でやるには舞台勘もいいし、とても良いと重宝がられて歌っていけると思うわよ。でも、このままだとそれ止まり」

つまり、

プリマにはなれない

というようなことを言われて、本気で焦ったんだと思います。


それでちょっと自暴自棄になった???

ヴィオレッタは私に技術がなくて無理と諦めたんですよね…。それで「今後、やることは無いから楽譜いらない!!」ってなったのかと。アンニーナ、フローラは眼中になかったらしいよ…爆笑


そして、

この少し後から稲城市民オペラを立ち上げようと考えるようになり、立ち上げる目安として

ヴィオレッタが歌えること

高音ピアニッシモが歌えること

歌えるようになるまで市民オペラは立ち上げられない、立ち上げてもヴィオレッタは他の方にお願いしようと考えてました。


それがこの5年後に目の前がパァっと明るくなるような体験があり、高音ピアニッシモも苦でなくなり、

私、ヴィオレッタ歌えるかも!

と譜面を開いて歌ってみたら、難所と思われた箇所が難無く歌えたので稲城市民オペラを設立し、第一回公演に繋がるのです。


来年に向けて、ヴィオレッタのパートがまっさらなこの楽譜で再度勉強します。これまで使ってたのは書き込みが多すぎて雑音が入ってくる。何よりマエストロが違いますから、新しく入る余地を作っておこうと思います。


将来歌えるようになるかも飛び出すハートって(根拠の無い)期待いっぱいで購入した楽譜…その時のウキウキが伝わってくる楽譜です。頑張ります💪