稲城市民オペラで、マスカーニ作曲の『カヴァレリア・ルスティカーナ』に取り組んでます。
今年はこの作品、オペラ公演として上演するわけではないのですが合唱作品を勉強してます。
上演するとしたら私の役は…
えーっと、私の役は…
ローラ、ですね。
オペラには色んな役が出てきますけど、オペラ史上、最高に嫌な女じゃない?
でも、サントゥッツァもめんどくせー女だなぁ、といった感じです。
オペラ上演するわけではないですが、合唱パートはお披露目します。
そういうわけで私も合唱を歌っています。
で、楽譜を見たら何か凄いんですよ。
Hの音の延ばし。
BからH。
ソプラノは上のBとHで感覚が違いますね。
感覚的な言い方しか出来ませんが、Hからは上へ。Bまでは下からの流れのまま。(曲によって、テッシトゥーラによってズレる場合もありますが)
なので、上の段のHは比較的(感覚が身についていれば)出しやすい。
ただ、出し方が身に付いてない場合は叫び声になる…でしょうね。
で、
これは苦しいことになるかなぁと覚悟して歌ってみたら…
あーら不思議
楽、なんですけど。
音の流れがスムーズなんです。
さすがマスカーニさん、声楽のこと分かってらっしゃる!!
これね、もしかしたら勉強を始めたばかりの高音が難しいですって悩んでる若い人の教材にいいんじゃないかしら???
20歳の頃の私に与えてみたい曲です。
って、思い出しました。
そういえばイタリアで教わった先生に「あなたの声はプッチーニ以降が合いますよ」と言われていたんでした。
歌いやすいはずです。
ということは教材に向かない人もいる…ということですかね。
でさぁ。
何コレ。
左側のピンク色で囲った音ね。
右側の水色で囲ったのが調です。
つまり、
#ド→♭レ
ってさ、
同じ音よ?
ふざけてるの?
で、
この二つの音を繋いでいる『スラー』だか『タイ』ですけど。︵ ︶←こういうやつ
この場合、『スラー』が正しいの?『タイ』って呼ぶの?
同じ音だから『タイ』?
楽譜上は違う音だから『スラー』?
生きてたら絶対、
「あんたねぇ」って文句言いに行ってたと思う。