声が出にくくなったという相談

歳をとってから声が出にくくなった。主に女性からですが時々、そういった相談を受けます。
若い頃、コーラスなど楽しんでいて出産や子育てで歌うことをお休みされた方など特に敏感に自分の声の変化に気づかれるようです。
歌うことをお休みしてしまうと残念ながら衰えてしまいます。しかも閉経を迎えると声は低くなるようですし…。

できたら歌い続ける方がいいのです。けれども女性は出産や育児、介護と家族の問題がついて回りますからそうも言ってられません。

先日、歌が大好きな生徒さんがカルチャーをやめられました。旦那様の介護のためです。
先の地震では動けない旦那さんが「自分を置いて逃げろ」と言ってくれたそうです。その旦那さんが更に手がかかるようになって、ついにはご自分の楽しみを削られたわけです。

私も出産の時には歌をお休みしました。家族が増えるのは喜びではありますが、出産後のままならない自分の体、歌えない辛さは体験しないと判らないかもしれません。

お休みする時に私の歌の先生、小濱妙美先生から「歌は逃げないから」という言葉を頂き、どんなにか励みになったことでしょう。

先日、幼稚園のあるお母さんから、声が出にくくなったという相談を受けました。ぜひとも私の教えるカルチャーに！と勧誘したかったのですが、幼稚園は調布市（当然その方も調布市民）カルチャーは相模原市。遠すぎます！

歌う環境があるのが一番いいですから幼稚園のコーラスに入るよう勧めました。そこで、どんな稽古内容なのか入っている方に伺ってみました。とても熱心に…
えぇ、当然のことながら私までコーラスに勧誘されてしまいました…私はごめんなさい！