眼科医療機関連携強化加算は眼科ではとれません。生活習慣病管理料(Ⅰ)を算定しているクリニックあるいは眼科のない200床以下の病院生活習慣病管理料(Ⅰ)(B001-3)の加算で、糖尿病を主病とする患者に糖尿病合併症の予防・診断・治療を目的とする眼科診療の必要を認め、患者の同意を得て眼科を標榜する他医療機関への受診に必要な連携を行った場合に、患者1人につき年1回に限り60点を加算する。

 つまり、内科の先生が糖尿病患者の眼底疾患を眼科できちんとみてもらいなさいよということを、点数をつけて、推奨しているということです。本来、糖尿病の3大合併症の1つが糖尿病網膜症で、内科の先生は糖尿病があれば、眼科に患者を送っていただけると思っていましたが、実際は、患者が最近目の調子が悪いと言わないと、眼科へ紹介することは、ほとんどありません。検診で、眼科受診しなさいと紹介はありますが、DM患者で、早期から眼科受診する患者はほぼ皆無です。糖尿病網膜症で、見にくくなるのは、黄斑浮腫以外は、前増殖糖尿病網膜症あるいは、増殖糖尿病網膜症など、末期になってからです。網膜症は、早期であれば、可逆的ですが、前増殖以後は不可逆性です。ですから、糖尿病がある場合は、早期から紹介してもらいたいですね。現在、眼科の糖尿病網膜症の治療は進み、硝子体手術も含め、早期から治療すれば、失明の可能性はほとんどありません。ただ、無治療で増殖糖尿病網膜症になった場合は、最終的に失明の危険性がないとは言えません。ですから、この加算が、眼科への紹介の糸口になれば良いと思っています。