萎縮型加齢性黄斑変性症の確立した治療はありません。
アメリカでは幹細胞治療、補体阻害薬、ナノ粒子治療が研究段階であったり、承認済み薬剤があったりしますが、いずれも日本では使用できません。
ただ、当院でドライタイプのARMD(加齢性黄斑変性症)に患者希望で、高濃度水素吸入療法を施行して、3か月経過した症例で、SRF(網膜下液)が発生し、その症例に抗VEGF硝子体内注射をしたところ、SRFの減少とともに、視力が水素吸入前より上昇した症例を認めたため、ドライタイプでも水素吸入と抗VEGF薬投与で若干改善する症例もあります。患者さんの同意がある症例が少ないため、まだ、報告できる状況ではありませんが、興味ある知見です。