今から26年前に、医療法人 愛生会 総合上飯田第一病院の分院として誕生したセントラルアイクリニックのコンセプトは保険診療と自費診療の割合を1:1にすることでした。その頃は、まだ、保険診療だけで充分やっていけましたが、セントラルアイクリニックは自費診療である屈折矯正手術をメインにするため、立ち上げた施設でした。ただ、自費診療だけで、収益を上げることは、非常に難しいことでした。また、将来を考えると保険診療は今後、点数を下げられて、保険診療だけで、やっていくことも、将来的には困難と思い1:1と保険と自費の両輪であれば、どちらかが、ダメでの何とか生き残ることができるとの思いでした。
特に、セントラルアイクリニックを買い取って、自分だけでやっていくことになった時には、それしかないと思っていました。LASIKやPRKが順調に伸びる時期は売り上げは上がりましたが、銀座眼科、NHKの誤情報、リーマンショック、東日本大震災などのいろいろな問題がおこると、自費診療はそのたびに、売り上げは減少します。なんとか、26年続けられたのも、保険診療があったからこそでした。ただ、御存じのように、30年のデフレがおさまり、インフレの世の中になると、全ての物が値段が上がり、消費税が10%になると、保険診療は消費税がないために、逆に困ることになります。全ての器機、試薬、薬、消耗品、全てものすごい勢いで値段が上がりますし、保険点数は、全く上がらず、逆に下げられる状況で、価格はかえられません。1億の機械を買うとその消費税は1000万円です。通常は控除できるのですが、まったく控除ができず、消費者である、患者さんに転嫁できないとなると、赤字になるのは目に見えています。大学病院や、総合病院が赤字なのは、0%消費税ではなく、保険診療が消費税がないということが問題なのです。医療が消費税になじまないのであれば、0%消費税にして、仕入れの控除を受けられるようにしてもらえれば、医療の赤字の問題はかなり減らすことができます。3%、5%、8%、10%と消費税が上がるごとに、保険医療は苦しくなるのです。
このままでは、医療は全て自費にしないと、医療は成り立たなくなります。厚生労働量省の頭の良い役人の方は、どうしてこれがわからないのでしょうか?