以前は、25歳を過ぎると近視は進行しないと言われていましたが、いわゆる高度近視の場合、高齢になっても近視進行は進みます。その結果、正常眼圧緑内障、高度近視による網脈絡膜萎縮、加齢性黄斑変性症など失明につながる疾患になる可能性が高まります。近視進行を抑制するだけで発症リスクを50%程度減らすこともできます。小学生で近視人口は76.5%、中学生で94.9%、40歳代45%、50歳代40%、60歳代30%、70歳代20%と年齢が進むとともに、近視の割合は減少してきますが、2005年と2017年を比較すると高齢者の近視は37.7%から45.8%と20%以上増えていますし、強度近視も5.8%から9.5%に増加しています。小学生ですね高度近視は4%、中学生は11.3%と増えている現状を考えれば、高齢者の近視も年々増加し、つまり高度近視が15%から20%に上昇する可能性があります。ということは、正常眼圧緑内障、高度近視による近視性脈絡膜新生血管、加齢性黄斑変性症が必然的に増え、さらに失明する人が増えます。
ですから、小児の間に、いかに近視の進行を抑えるかが重要になってくるのです。
小児の近視抑制に関しては、次回ご紹介いたします。