3月8日東京大学伊藤謝恩ホールで第6回セミナーが開催されました。
私がどうしても聞きたかったのは、山口大学大学院、佐野元昭教授の講演でした。
第2回のセミナーで佐野先生の講演を聞き、水素の研究を本格的にやろうと思いました。
また、慶応大学で心停止の患者さんに対する水素吸入での研究では、コロナ禍で中断しましたが、先進医療Bで、これが、きちんと続けば、水素吸入療法が保険適応となる可能性もあったので、非常に残念なことでした。
今回の発表は水素の医学的ポテンシャルを医療現場でどのように届けるかをテーマの講演でした。水素の吸入が、実際、血中水素濃度でどの程度の値を示すのかを、計算上だけではなく、実測で示し、高流量でなくとも至適濃度である2%になることを証明し、また、水素の問題点として将来的には、CO2の排出はないが、メタンガスを増やす可能性があることより、高精度水素ガス投与システムを開発、吸入時のみ水素をだし、呼気時には出さないシステムをつくりだし、実際に透析治療で応用して、透析での抗酸化、抗炎症作用で、生命予後よくすることが、実用化されています。このシステムを、睡眠時無呼吸症候群のCPAPに応用していただけると良いと思っています。また、質問の答えの中で、遠慮がちに述べていらっしゃいましたが、血中水素濃度をより上げ4%以上にする高流量水素吸入器は、水素の燃焼性を防ぐという意味から、不要とおっしゃっていましたが、私の高濃度水素吸入による眼血流のデータでも、水素量が1600ml/分+酸素800ml/分だと、眼血流を上昇させないということがわかっていますので、プラスアルファの酸素がヒドロキシラジカルを増やすことにより,効果を半減させる可能性もあり、吸入水素流量に対して、もっと真剣な検討が必要と考えています。