近視は、以前は近くの物を見ることが多くなったので、調節緊張が続くことより、近視が進行すると言われていましたが、
現在では、眼鏡を装用しても、コンタクトレンズを使用しても、視力の出る中央はピントが合いますが、周辺はピントが合いません。実際には周辺は近視性のデフォーカスになり、網膜の後ろに結像するため、周辺から眼軸長が伸びるようになり、最終的に黄斑部の眼軸長も伸びるようになります。これまでは25歳を過ぎたら近視は進行しないと言われていましたが、実際には老視が始まるまで眼軸長は延長します。それに、高度近視の方が、より顕著に起こります。ですから、悪性近視となり、高度近視による網脈絡膜萎縮、近視性新生血管の発生、緑内障、加齢性黄斑変性症、網膜剥離などを起こす確率が1Diopter近視が進行するごとに、36%程度増加すると言われています。逆に1D近視が減少すると50%程度減少しますので、近視を進行させないためには周辺を遠視性デフォーカスにするべきだと考えられています。遠視性デフォーカスにするには、LASIK,PRK,オルソケラトロジー、近視抑制眼鏡(MiyoSmart®)、低濃度アトロピン点眼、近視抑制多焦点コンタクトレンズ(MiSight®)、1日2時間程度の屋外生活、赤色光、紫色光を目に当てる、スマホ・タブレットに対する20-20-20ルールなどがあります。