昨年、1年間は心不全のリハビリのようなもので、少しずつ、仕事量を増やしてきました。学会にはほとんど参加せず、寂しい思いをしていました。参加していないと、何となく、眼科の先端から離れてしまうようで怖いです。ただ、一人医療法人ですので、最近は、代務が見つかりませんし、経営的なこともありますので、土曜の午前の手術をしてからの旅立ちになります。
当然、遠方の福岡ですので、その日は学会に参加できず、日曜の朝イチからの参加です。9時からの多焦点・EDOFのセッションで、今のところ、自分自身の多焦点に対する考え方は、遅れていないことを再確認。久しぶりの質疑応答で、肩慣らし、次のセッションが屈折矯正手術、1席目が「LASIK眼の老視用IPCL」LASIKを施行して、20年たてば、老眼になります。それに対して多焦点のICLを入れるというお話です。データはまずまずとのことですが、多分すぐに、白内障になり、、ICLを取り出して、白内障手術をして、多焦点眼内レンズに置き換えるのは必定。そうであれば、老視がでて、老眼鏡を装用するのが嫌であれば、その時点で、白内障手術をして多焦点眼内レンズを挿入すればよいだけのこと。
LASIK→IPCL→MultiIOLと3回手術をすることは、そのクリニックにとっては良いが、患者さんにとっては、余分な出費とリスクではとどうしても質問したくなりました。患者さんがどうしてもICLを入れたいというものですからというお答えでしたが、LASIKは周辺遠視性デフォーカス、ICLは周辺近視性デフォーカス、どうなんでしょうかね?多分、各白内障が進行し、見え方があっというまに、白内障手術+ICL除去になるような気がします。長期的なフォローをしてくれるのでしょうか?
以前、ICLのではじめ、孔のない時に、ICLいれてすぐに核白内障になった症例を3例手術しましたが、合併症を起こすと、患者さんは他の施設での手術を希望します。医学の進歩には、敬意を表しますが、総合的に考えていただきたいものと思います。
学会でも、批判的な、ディスカッションがだんだん減る傾向にあると思います。