現在、LASIK,PRK,PTKができる施設は非常に限られています。LASIK,PRKも非常に有用な手術ですが、自費診療です。

唯一保険診療でできるのがPTKです。帯状角膜変性や顆粒状角膜変性症の治療に使用されていますが、とても有用な手術です。

本日、PRK2眼とPTK1眼の手術を行いましたが、PTKはとてもきれいにゆきました。顆粒状変性症は本当はNIDEKのエキシマレーザーが最もきれいに行えますが、多分、この機種で手術をしている施設はほぼないでしょう。顆粒状は濁りが一定でないので、粘弾性物質で高さを均一にしながら削らないといけないので、視力が安定するまで時間がかかります。一方、帯状角膜変性は厚みがほぼ一定のため、PTKで簡単に削れます。PTKでやる場合、術後遠視になりますので、近視であればよいのですが、遠視の人は、最初PRKモードで遠視を削り、その後、モードを替えてPTKモードで混濁がなくなるまで削ります。最後に10μスムージングをすると視力の出が良いです。最初のPRKモードで周辺の混濁がなくなり、中央の混濁も減少しましたので、PTKモードでは20~30μで混濁が完全に消えました。帯状角膜変性はPTKの非常に有用な治療法です。保険診療で1万点ですから、お年寄りの場合1割であれば1万円で処置ができます。片眼の経過がよければ、僚眼もやることになるでしょう。

多焦点眼内レンズで問題なのは、度数ずれです。通常は問題ないですが、屈折矯正眼の多焦点などはある一定の割合で度数誤差が生じます。その場合はPRKで修正すれば、全く問題ありません。現在、ガスの高騰、保守料の高騰などで、屈折矯正手術は赤字部門です。ですから、エキシマレーザーを所持する施設は日本で、10施設ぐらいになっています。あっても稼働していない状況です。

ただ、ないと、困りますし、若い人にLASIK,PRK,PTKを覚えて残しておかないといけない技術と思います。