8月8日16時43分ごろ日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、同19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。南海トラフ地震はこれまで90年から150年周期で起きる地震で九州から関東の太平洋側で震度6以上の地震が起こり、津波で大きな被害が出る可能性があるということで、新幹線も一部区間で徐行運転、南紀の方では列車を停めたりといろいろ不都合がおこってきました。さらに、昨日夕方、南海トラフの領域ではないとのことですが、神奈川県西部で震度5弱の地震があり、世間では、いつ南海トラフ地震が来るのかという心配が芽生え、防災用品が品切れになるところが続出しているようです。勿論、悪いことではないのですが、現在は前回の地震から90年しか経過していないため、近々あるかもしれないですが、60年先かもしれないという漠然としたもので、そのような緊張を続けることは不可能です。

それより、地震が起きた後の体制、能登半島の地震でも、半年以上経過しても未だ、仮設住宅が完成しないとか、イタリアのように地震の翌日からでも、避難所で個人のスペースが保たれたり、暖かいものが食べれるような仕組みが取れるように、など、公や民間でできる体制を構築することが必要なのではないでしょうか。

 南海トラフは広い地域で起きる災害ですので、現在の備蓄では到底賄いきれないと思うのですが、どうなのでしょうか?