暑いさなか、一宮の三岸節子記念美術館の企画展「奥田元宋・小由女 二人の美術館」を見に行きました。

夫婦そろってともに文化勲章を受章しています。

奥田元宋は日本画家で幻想的な赤が特徴で、「元宋の赤」と呼ばれているもので、紅葉の絵は迫力があります。

奥様の奥田小由女は人形作家で初期は白を基調とした作品で日展で数々の賞を受賞、結婚後は色彩豊かな女性像をつくるとともに、元宋を支え、人形作家として初めて文化勲章を受けた。今回、二人の作品をみて、80歳~90歳という年齢でますます、作品が熱を帯びていることに圧倒されました。

元宋はなくなる90歳まで素晴らしい作品を描き続け、

 

絶筆の水墨画

唯一の合作(人形は小由女、屏風は元宋)

小由女は92歳の現在もお元気で活動しています。

ちなみに、三岸節子も60歳~80歳ぐらいまで、フランスで新しい境地で制作活動を続け、80歳、90歳でより新しい素敵な絵を描いていることです。

 自分自身を振り返ると現在68歳(9月で69歳)ですが、年で疲れた、もう駄目だと思う自分が恥ずかしくなりました。