4月7日朝7時~8時半の1時間半(90分間)愛知学院大学モーニングセミナーに参加し東京農業大学名誉教授 小泉 武夫先生の講演会に参加しました。小泉先生は80歳という年齢を感じさせず、良く通る声で60分間の講演時間を75分楽し気に話続け、15分の質疑応答も軽快にこなされていました。
前もって用意されたパンフレットには無頓着に平安時代から以下に、日本人が、お酒や酒器に心を砕き、それを酒道にまで高めたかをユーモアたっぷり話されました。
源氏物語絵巻に女性が色のついたお酒をオンザロックで飲んでいる絵を示され、氷室の氷を使って夏の暑さをしのいだのではないかと説明されていました。ギヤマンで色がついているので、ワインではないかとお話でしたが、その時代にワインがあったかどうか?学院の付近の桜も満開で、今日は暖かいのでその必要はありませんが、本来桜の咲くころは寒いので、花見の酒器は炭で温めることができる2重構造の野風呂と称される野外酒燗器の写真を色々見せていただきました。日本人の知恵ですね。
江戸時代は酒の飲み方も武家作法と商人作法があり、殿様にあたる上の人から下の人に順に杯を降ろし、戻りは下から上に杯を交わしますが、下戸、つまり飲めない人は杯に親指を入れると飲めない印でその場合、注ぐつもりと飲むつもりを実践し、無理に飲ませることはしないようです。商家も元服に当たる15歳の時に、酒の作法を教えるのが常で、武士も商人も今の学生のように飲めない人に無理やり飲ませるようなことはなかったそうです。
また、京都の豪商灰屋紹益(本阿弥光悦の縁戚)、で灰を買って大儲けーー着物の染色には灰が用いられたためーー近衛家の当主、近衛信尋と二代目吉野太夫の身請けで張り合い、勝って、日本一の美女であり、しかも香道、和歌、連歌、琴、茶道、書道、双六、囲碁全てに秀でた才女でもあった女性だそうです。吉野太夫が亡くなった後、紹益は遺骨を灰にして、毎晩酒に混ぜて、吉野太夫の灰を全て体の中に入れたそうです。それだけ、吉野太夫を愛していたということでしょうか。
質疑応答でも、麹の話になるとより声が大きくなり、麹は日本の国菌であり、太古の昔から日本にしかないものです。
安全性はきちんと担保されています。
紅麹の質問にも、紅麹は日本の物ではなく、中国からきたものです。紅麹自体にも青かびは発生しないので、青かび由来のプベルル酸は他から入ったものでしょう。麹と今回の問題は別のことです。青かび由来の物が小林製薬の中から見つかれば、2か月、小林製薬以外から混入したとすると原因究明まで2年かかると思いますとのことでした。
世界に誇る発酵食品が、疑いの目で見られるのは残念なことです。発酵食品は免疫機能を上げます。夏には甘酒を飲むといいですよ、甘酒は米と麹で発酵され、ブドウ糖、タンパク質、ビタミンででき、まさに点滴の成分です。江戸時代は平均47歳でなくなり、ほとんどは夏の季節に亡くなる人が多かった。熱中症や夏バテを防ぐには夏に甘酒を飲むとよいです。私は朝は毎日、みそ汁と納豆を食べています。ですから80歳になっても加齢臭もなしに、元気に生活でき、美味しいお酒を飲むことができます。皆さんも毎日発酵食品を食べましょうと締めくくられました。楽しい90分間でした。
私も毎日味噌汁とご飯を絶べ納豆は2日に1回食べています。今年の夏も暑くなりそうです。スーパーで八海山の甘酒も買ってきました。
追伸:水素吸入も免疫力向上、抗炎症、血流改善によいです。発酵食品やフブラをとりながら、水素吸入や水素サプリがより強力でしょうか。